湯檜曽川本谷遡行

 

2004年7月17~18日

参加者: 5 名

7月17日 (土) 曇り

前日の夜中に一の倉沢出合にテントを張り仮眠をする。夕方まで雨が降っていたのだろうか、駐車場の水場は勢いよく水が噴出していた。
am7時に不要な物を車に残して出発。新道経由で武能沢の出合まで1時間15分。天候は曇り勝ちだが、ときどき薄日が射してくる。
武能沢の出合より入渓して湯檜曽川本谷へ入る。少し河原を歩くと魚止めの滝。右岸より取り付く。残置のシュリンゲを左手のホールドとして右手で ホールドを探すが決め手が無い。右手の先5cmほどにハーケンがあるがどうしても届かないので、しかたがなくハーケンを1本打ち足して越える。
幾つかのゴルジュと滝を越えて赤淵のゴルジュに着く。平水時なら胸くらいの渡渉なのだろうが、今回は5mも行かないうちに背が立たなくなってしまったので 慌てて戻る。水温も低い為、左岸のバンドをトラバースして越える。やがて十字峡となるが、右岸の3級程度の滝を越えて進むと左手奥に七つ小屋沢の立派な滝が見えてきた。
その先は狭いゴルジュで小滝が連続しており、安全の為に時々ロープを使いながら行くと10mの垂直の滝が出てきた。水流の右側を斜上して、落ち口の上でビレイ。 次に出てきた赤壁の二段釜滝は水量が多くて直登は無理。左岸を高巻くが、草つきの状態が悪いのでロープをだした。この滝を越えた時点でpm5時を過ぎていたのでビバークポイントを 探しつつ進むが、沢が狭くなっており適当なポイントが無い。やむを得ずpm6時頃、水流に近いが平らな場所が有ったのでテントを張る。
天候が安定していないので、対岸の斜面に直ぐに逃げられるようにシュリンゲを繋いで10mほどぶら下げておいた。
夕食を終えたが、万一のときの為に渓流シューズと雨具を近くに置いておくことにした。そして、全員が寝てしまわないようにと相談をしてpm8時頃、雷雨が降りだした。5分もしないうちに水量が増してきたので 対岸の斜面に逃げる指示を出す。ものの15分くらいで水位が1mほど上がり、さらに斜面を上方へ逃げる。不安定な斜面で各自が潅木にセルフビレイをとり、雨具とシュラフカバーで雨に耐えて夜明けを待つことになった。
不安定な場所で睡魔と雨に耐えて夜明けを迎えたが全員が元気だった。
am5時過ぎに雨があがり水位が下がってきたが、まだ前日よりは多いようだ。渡渉用に張っておいたロープの一部が昨夜の増水で破損していた。
水位が下がるのを 待っていたが、見通しがつかないのでam6時に行動開始とする。腰くらいの沢筋を5分ほど進むと大滝についた。昨夜の雨で爆流となっており、危険で近づけない。再び戻って左岸の草つきとブッシュの斜面を慎重に登るが、大滝の上に 直接でるトラバースが悪いため、尾根の上部まで追いやられる。1時間ほどで送電線の鉄塔に出た。
鉄塔からは管理道路をたどり、漸く清水峠からの旧道に飛び出す。ここが今回の終了点。
4時間かけて一の倉沢出合に戻り、ながい2日間の沢登りは終わった。

Y・F 記


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