「しらせ」からの便り

 

2006年3月2日

ご無沙汰しております。
しらせは、海洋観測をしながら順調に航海を続けています。
現在、低気圧を避けるため南下してフリッツ湾に向かっています。
そこは、アメリー棚氷があり、大きな氷山の生まれる源になっています。
明日の朝には、雄大な姿が見られそうです。

1.しらせ航空機オペレーション終了(写真館1)

昭和基地や沿岸地域への物資や人員輸送等、夏の観測隊支援に 大活躍したしらせ搭載のヘリコプターによるオペレーションは 無事終了し、飛行甲板でブレードの取り外しが行われました。
このシコルスキーS61A型機は、世代交代はしたものの、25次隊 に参加した時と同じ型のものです。(2月13日)

2.ケーシー湾(写真館2)
アムンゼン湾の西隣の湾で、氷に囲まれた海水面は鏡のように滑らかです。
この付近はレイナー岩体とナピア岩体が隣り合っている地質となっています。
レイナー岩体は、約10億年前にできたものと考えられています。(2月19日)

3.アムンゼン湾(写真館3)
昭和基地の東、約600kmのこの付近は世界でも最も古いとされている ナピア岩体と呼ばれる岩で構成され、約38億年前にできたものと考え られています。
昭和基地付近で見られる岩石が約5億数年前とされて いますので、いかに古いかがわかります。
インド南部あたりと同じ 岩で、昔インドと南極がくっついていた証拠でもあります。
39次隊以来、湾の奥にあるアダムス・フィヨルドまで入り込んだしらせ のデッキからは、太古の地層がむき出しになっている路頭を目の前に することができました。
美しい姿のリーセルラルセン山が印象的でした。
海抜1000m程度の山々ですが、ほとんどが未踏峰です。(2月21日)

M・K 記


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