マッキンリーに登ってきました

 

2007年6月10~7月12日

参加者 : 2 名

(5)食 糧 計 画

我がタワシ髭隊長の方針は「しっかりと食事をとらなくては登れない・・」です。
したがって、荷揚げする食糧の重量は重くなります。
アラスカは荷揚げをしてくれるポーターさんはいませんので、自分たちで担ぎ上げることになります。
現地調達の出来ない食材と行動食は日本から持参。
成田空港に集合したら食材の山でした。
エアー・カナダの太平洋線は、エコノミーで2個まで機内預けが出来ます。したがって、全員が大きな荷物を2個ずつ預けることになりました。
バンクーバーでの乗り継ぎが大変だぞ・・
アンカレッジで現地調達の食材を手分けして購入。その後、加藤氏宅のガレージにてペミカン作りが始まった。
今の若い人達には馴染みがないかと思いますが、肉や野菜を油で炒めてから冷凍して荷揚げをするのです。中高年登山隊ですから、皆昔を思い出して嬉々として作業をしました。
行動食も各人に配られました。4~5人の家庭からごみ出しをするくらいの量が入った袋が一人分です。
皆で頑張って荷揚げをした甲斐があって、メディカル・キャンプにての停滞でも、楽しい食事の時間を過ごせました。
そうそう、メディカルキャンプでは下山する登山隊が残った食料をソリに乗せてテントを回り置いて行くのです。

今回の登山では、しっかりとした食事メニューが食べられました。
因みに食糧計画の一部を以下に載せておきます。

———–朝  食————————夕  食

—– 納豆・ご飯・味噌汁———–ステーキ・生野菜・スープ・ご飯
—– パン・チーズ・ハム・スープ—–サーモン鍋・生野菜・ご飯
—– 鮭茶漬け・味噌汁————すき焼き・ご飯
—– 醤油ラーメン・餅————-カレー・海草サラダ・ご飯
—– 納豆・ご飯・味噌汁———–マーボ豆腐・スープ・ご飯
—– パン・チーズ・ハム・スープ—–ホワイトシチュー・スープ・ご飯
—– とり五目御飯・味噌汁———豚汁・海草サラダ・ご飯
—– カレーうどん・餅————–明太スパゲティー・スープ
—– 卵雑炊・味噌汁————–うなぎ・スープ・ご飯

(6)氷河でソリを曳いて

前回で書きましたが、アラスカには荷揚げをしてくれるポーターさんは居ません。
したがって、全員が大量の装備・食糧をザックとソリに分散して登るのです。
個人で所有のソリを持参する人もいますが、大半はランディング・ポイントに配置されているソリ(プラスチック製)を無料で借ります。
スキー場で小さな子供が滑っているソリを大きくしたと思いください。
ここにダッフルバックに入れた荷物をゴムバンド(自転車等に使うもの)で固定する。
我が隊は全員がスキーを使用しましたので、テールがソリに踏まれない程度にロープを長くして、ハーネスに取り付けて曳きます。
氷河上にはヒドンクレバスが沢山存在しますので、アンザイレンして行動することになります。
ランディング・ポイントからいきなりカヒルトナ氷河の本流に向かって下りとなる。
スタートしたばかりで慣れていない我々にとっては大変なことが起きる。つまり、曳いているソリがいきなり暴走して自分にぶつかって来るのです。または、傾斜に沿ってとんでもない方向へ走り出すのです。
四苦八苦して本流に出ると緩い登りとなります。
ようやく訓練された犬の散歩のように従順になりました。
氷河上をC3までソリを曳いて3日間。
ここから上はスキーとソリをデポして、メディカル・キャンプまで高度順化もかねてのボッカとなります。

下山は一気にメディカル・キャンプからランディング・ポイントまで16時間かけて下るのです。
カヒルトナ氷河の傾斜が緩いとは言え、ところどころは急斜面があります。これが曲者でまた々々スタート時と同様にソリが暴走して振り回されるのです。スキーを履いていると起き上がるのに体力を消耗します。
タワシ髭隊長のアドバイスは、ソリに細引きをまわせばブレーキがかかって暴走が少なくなるとのこと。
経験者との差は2時間となりました。

K . I 記


Copyright (C) 2003 RYOHOKAI All Right Reserved.