2008キリマンジャロ

 

2007年12月27~2008年1月5日

参加者 : 1 名

年末年始(07/08)にキリマンジャロ山に登ったSとこれから2月に登りに行くIの個人的な情報交換を編集して掲載します。
いつかキリマンジャロ山を目指している方々に参考になれば幸いと思います。

○IからSへの質問

Q1:キボハットから上部のサミットはどのくらいの寒さでしたか

A1:きちんとした気温はわかっていませんが、最低で-10℃~-15℃くらいにはなっていたのではないかと思います。
夜中23時にキボハットを出発しました。
登るにつれ、時間が経つにつれ、寒くなっていきました。
疲れてくると、重ね着するのも大変になりますので、 早めに着ておいたほうがよいかもしれません。
最終的には厳冬期の服装くらい、着込んでいました。

Q2:全ルートをとおして、乾燥状態はどうでいたか

A2:出発数日前に少し雨が降っていたようで、往路は特に乾燥していると感じませんでした。
復路になると、少し乾燥してきていてマスクをしている人もいました。
また、ギルマンズからキボへの下りは富士山の砂走り以上でかなり乾燥していました。ここだけスパッツがあればと感じました。

Q3:各ハットでペットボトルの購入は可能ですか

A3:可能です。
私自身は要がありませんでしたので、 購入しませんでしたが、AGガイドさんは可能といっていました。
(登山口で1.5Lを購入、その後は夕食・朝食時にポーターからお湯をもらっていました。ハットでは1.5Lで2-3US$くらいです。)

○SからIへの情報

[1] 行動詳細

(*)キボハットまでのアプローチは、スニーカでも可能。
(**)早目にハットに着くと、全員同じ部屋にできるようです。  逆に遅くなりすぎると、バラバラの部屋になることもあります。
(***)さらに、ハットの定員はあらかじめ決まっているようですが、 団体さんの影響でベッドが足りなくなることもあるようです。その時は食堂で寝泊まり / 日本人ツアーがあれば詰めてもらう等・・。

●1日目(マラングゲート~マンダラハット、約10km)
・時間:1Hごとで休憩、TOTALで4H(11時発、15時着)
・服装:上:Tシャツ(長袖または半袖)、下:綿パンまたはCW-X
(*)ハット到着後、クレータまで散歩

●2日目(マンダラハット~ホロンボハット、約9km)
・時間:1Hごとで休憩、TOTALで7H(7時発、14時着)
・服装:前日と同じ、または上に薄いフリース一枚追加
(*)ハット到着後、1Hほど散歩・・

●3日目(ホロンボハット~キボハット、約9km)
・時間:1Hごとで休憩、TOTALで7H(7時発、14時着)
・服装:上:長袖Tシャツ+薄いフリース、下:綿パン(+インナー)
(*)ハット到着後、1Hほど散歩・・

●4日目(キボハット~山頂~キボハット)
・時間:ギルマンズまで:1Hで150m上るペース、休憩3回+適時、6時15分着(約7H)
ウフルまで:休憩なし(各自で適時)、8時05分着(約1.75H)
TOTALで12.5H(23時発で11時30分着)
・服装 上:長袖Tシャツ(ブレスサーモ)+薄いフリース+羽毛+厚手フリース(+雨具)
下:インナー+ウール冬パン+雨具
(*)厳冬期の服装です、休憩ごとに重着していきました。上に行くと疲れと眠気でなかなか重着する気持ちになりにくい / 作業しにくいです
手袋は最終的に3枚重ねでしたが、指先が少し寒かったです
(**)ウフルピークの看板に、赤いシュリンゲ

●アタック以降(キボハット~マラングゲート)
・下山するのみ
(ホロンボハットはまだ標高が高いので、注意が必要です)

[2] 高度順応

●アルコール:
・山に入ってからは一切禁酒でした(初日のマンダラハット宿泊以降)
(といいつつアタック後はホロンボハットで少しだけ乾杯しました)

●深呼吸:
・アプローチ時もアタック時も常に意識する、  (*)逆に言うと深呼吸ができるくらいのペースでしか歩きませんでした   その代わりドンドン抜かされますが、あくまでポレポレでした。

●水分補給:
・とにかくたくさん飲んで、トイレに行くよう心がける
(夜中に目が覚めてしまったら、逆にトイレに行くチャンスが得られたと思うように)
(深呼吸しながらトイレまで行くのは、順応するためによい行動)

●散歩:
・ハット到着後、毎回散歩した(上り35分+休み10分+下り15分の計1H程度)
(*)あまり登山経験のない方といく場合、キリマンジャロ入山前に   ケニア山などで事前に高度順応するのもよい手法のようです。
(**)キリマンジャロでの行動は、5-6日間と定められているらしい・・。

●ヘルスチェック:
・朝食 / 夕食後、毎回同じ状態で心拍数 / 体内酸素濃度を測定。
・順応度合いをチェック。
・数値自体が悪くても、深呼吸して改善するならば順応できるということ。
(それでも駄目な場合は、ダイナモックス使用やアタック断念という判断になっていたと思います)

●ダイナモックス:
・AGの場合、順応度合いが悪ければ使用することがある。
・副作用があるので、一概に良いとは言えない。
(人によっては楽に順応できる。逆に胃に与える影響が強いので悪くなる人もあるそうです)
・深呼吸 / 散歩等、個人の力を出し切って登ろうという  AGガイドの思いがあるのでなるべく使用しなかった。
(*)今回は誰も使用しませんでした
(**)他ツアーでは、強制使用のところがあり、使用しても登れなかったという場合もあるとのこと・・・。

[3] アタック時

●歩く速度:
・先頭を現地ガイドが歩いたが、かなり速い。
・AGが2番目に入って速度調整してくれた。

●行動食:
・寝不足 / 食欲不振になりがちであまり食べられない。
・しかし何も食べないとシャリバテを起こす。
・ウイダinゼリーをさらに小さくしたものがあるらしい。  (トライアスロン / マラソンなどで使用している。荷物にならないのでよさそう・・)

●バッテリ:
・ヘッドランプ:電池新品でも切れてしまう。
予備電池は出しやすいところに(衣服の内側ポケットなどへ)
・デジカメ:ザックにぶら下げるなど外に出しておくと、すぐにバッテリなくなります。
これも衣服の内側ポケットに入れておいて、必要なときに出して使用後はすぐに戻します
(*)今回はどちらもバッテリ切れ起こすことなく、使用できました

[4] 対ポーター[AGの場合]

●荷物:
・ザックだと担がれてしまう。(ポーターの臭いがザックにつくかも・・)
・大型スポーツバックがよいと思われます。
・カギは不要だと感じました。

●チップ:
・アタック時、個人ザック持ってもらうと10US$くらい。
・さらに、肩を貸してもらうと10US$。
(*)最初から個人ザックを持ってもらうような契約をしているツアー会社もあった。
・おみやげ:古い登山靴下、Tシャツ等は非常に喜ばれる。

[5] その他

●天候:
・5日間とも天候に恵まれました。
・AGガイドさんに聞くと、 2月が一番よい、安定している、温かい(今回より+6℃)とのこと。
・日焼け:マンダラハットまでは森林帯ですが、それ以降は直射日光が強いです。
特に入山時は首(後ろ側)、下山時は顔(正面側)が要注意です。
サンオイル+リップクリームが必要
・サングラス:入山後歩くときは、かけていたほうがよいと思います。
(メガネだけでもよい気がしましたが、少し目にダメージ(疲れ?)があったかも?)

●食事:
・特に問題なく、おいしく食べられました。
・スープ+メイン+デザート(フルーツ)といった構成。
・量が多いですが、残しても問題ないようです。
ガイド / ポーターさんが食べるようです。
・コックは、ガイド隊ごとで違うようですが、  だいたい同じメニューのようです。
・油っこいもの(揚げ物)は消化に酸素を必要とするので、  出さないようにとお願いしていたようです。
・食堂が少ないです、ガイド / ポーターさんが場所取りしてくれます。  前の人の食事が長引いて時間とおりにいかないこともあります。

●持ち物(順不同です、思いつくままに)
・シュラフ:
スリーシーズン用で十分でした、  キボハットではインナーシュラフまたはシュラフカバーがあるとよいかも。
・ストック:
1本より2本のほうがよいと感じました。
・ウェットティッシュ:
食事 / トイレ等何かと使用する機会がありました。
・日本食:
お粥 / 梅干し / 日本茶 / MAGヌードル、などをAGガイドさんが用意していました。  特に、アタック後はあまり食べられないので、お粥は嬉しかったです。
(*)お正月用SPECIALとして、年越しそば / 雑煮もありました。
・サンダル:
ハット到着後、靴を脱ぎたくなるので、食事 / トイレ用などにあると便利です。

H . S 記


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