笛吹川東沢水系 鶏冠谷左俣遡行~右俣下降

 

2008年7月26~27日

参加者 : 3 名

金曜日の夜、11時に新宿を出発。
休憩なしで午前2時過ぎ、西沢渓谷の駐車場に到着。

7月26日(土)晴れ

朝6時出発
本来の目的地は東沢釜の沢であった。
3人とも梅雨明けの暑さから開放され、寝不足の中でもルンルン気分で西沢・東沢の分岐に到達。
東沢へ入渓の準備をする。
釜の沢に行くには東沢の本流を山ノ神までかかっても2時間で行く。
廻りの景色等見ずに3人でひたすら沢を歩く。
間違った原因は定かではないが、鶏冠谷の入り口にある多くの赤布に自然に導かれ入ってしまった。
右岸に使用してない電線が張られており、昔の一般登山道の名残りと信じこむ。
F1の魚止めの滝7mに当たる。左岸に固定ロープがあり高巻く。
5年振りに来て山の神まで大小の高巻きが有った事を思い疑う事なく進む。
長いゴーロが続き枝沢の飯盛沢を左手に見ながら5段の15mの滑滝に当たり右岸を高巻く。
暫く秩父の綺麗な水流を楽しみながら遡行を続ける。
出会いから3時間弱で【逆くの字】の20mの滝にぶつかる。
この時点で釜の沢ではなく他の沢に入ったと確認する。
ここまで疑いながらも進んできたのは、沢を忠実に進みつつ時に高巻く等して東沢の本流を沢伝いにと思い込んで時間がかかったと勘違いしていた。
鶏冠谷は屈指の秩父の沢であるのに1パーティも入っていないので確認が出来なかった。
戻る事も視野に入れたが沢が変化あり装備も十分あり、幕営装備もあるので進む事にした。
【逆くの字】の滝で初めてロープを使う。
水流に沿ってFがリード。滑ることは覚悟しているが微妙なバランスで超える。ビレイピンがあったので、そこで確保。
続いてN、Kと水流沿いに登る。バランスをくずして水を浴びるがそこは沢登り、全身濡れても笑顔で抜けてくる。
この後10mクラスの美しいナメと滝が連続で出てくるが気持ちよく越えていく。
時にはフェルト靴のフリクションを効かして、時には小さく高巻いて行く。
しばらく進むと二股が現れ左俣に入る。
美しいナメと滝が続き天気もよく荷が重く感じるのが難点。
一の沢出合いの上で15mの大滝に当たる。
左岸を大きく高巻く。高巻きは何処もけして良くない。踏み跡が明瞭でない場合が多い。
階段状のナメを遡行し二俣が現れ右に入る。
午後12時を過ぎていた。
水量が減って来て尾根が見えはじめる。
ゴーロ状の所を暫く進むと水が完全に消える所へ到達。
源頭に近いと考え、幕営用の水を水タンク一杯にする。一気にザツクが重くなる。
暫くすすむと再び二俣が現れ、右に入り尾根に向かって急勾配の森林帯に入る。
既に午後2時になっていた。
天気が怪しくなり雷鳴が聞こえるようになる。
小さな尾根に登り、石楠花の木が出始めたが一般登山道らしき道が出ないので森林帯の中で幕営準備の場所を探している間に雷雨となり、急遽狭い場所に午後3時テントを張る。
疲れもあり8時過ぎに寝る。
雷雨はやんだが時折雷が深夜まで轟く。
幕営地が少し勾配があり身体が流れてしまい、目が覚めてからは熟睡できず午前3時起床。

7月27日(日) 晴れ

午前5時行動開始
現在地が見えない中で上に抜けても時間が読めないという事で、尾根の下の沢を下降することにする。
装備があるので懸垂下降の方が安全。
下降始めて30分で直ぐに沢が見える。
支点になる木が森林帯はある。35mの懸垂で沢床へ。
滝は木を支点に懸垂する。ハーケンもあるが出来る限り太い木を支点にして下降する事に徹する。
2時間くらい下降して、一つ目の二俣が現れ水流が太くなる。
上部を見上げるとザレ場が見えた。
帰ってから鶏冠谷右俣の終了点で、鶏冠尾根だったと判る。
3時間ほど下降した時、登ってくる遡行者に会い、初めて現在地が鶏冠谷の右俣であることが判明、昨日遡行したのが左俣だった。
我々はこのまま右俣を下降することにして懸垂と高巻きを繰り返し午後2時、東沢本流の鶏冠谷出合いに到着。
10数回の懸垂を繰り返して下降を終えた。

白龍閣の風呂で疲れを癒し渋滞の高速道路に入り、謎の奥秩父東沢水系釜の沢遡行を終える。

鶏冠谷の沢名は帰ってから調べて判ったものです。

Y . F 記


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