那須朝日岳 東南稜

 

2008年11月11~12日

参加者 : 2 名

11月11日(火)

夜8時武蔵浦和駅を出発し一路那須インターを目指す。
平日であるが高速道路は渋滞も無く順調にインターを出て、午後10時30分過ぎに那須の山荘に到着。
軽くビールを飲んでから、12時に就寝。

11月12日(水)

朝5時過ぎ起床
お茶を飲みながら朝食を取り6時過ぎ山荘を出発し峰の茶屋に向かう。
20分位で到着。
前日にロープウェーの山麓駅に山の状態を聞いたところ、夜に雪が降ったと云う説明を聞き心配をしたが、道路は凍結してなく駐車場に着いた。
午前6時20分にスタート
天気は曇り、風は無く登攀出来ると判断。
通い慣れた道を30分歩くと取り付き下降点に到着。
第2堰堤に向けて雪の中を下る。
堰堤でハーネス・ヘルメット・ガチャを装着して午前6時50分登攀開始。
雪はブッシュの所には積もっているが、岩稜帯ではアイゼンを着けるほどでは無い。
登り初めて直ぐ岩場に着く。
ロープを出すほどではないがオーバー手袋をしているのでホールドを掴むのに神経を使う。
毛糸の手袋一枚になって登ると楽に登れる。
ロープを出さない微妙な岩場は全て手袋1枚で登る。
ただ、風が吹いていたり雪の登攀に慣れないメンバーがいる時はロープを出すべきだと2人で確認する。
昨夜、雪が降ったのでスタンスに雪が残っている場所があり、ホールド以上に神経を使う。
岩場を20分位登ると懸垂下降の前の岩場に到着。
ロープを出した記録もあるが、雪の着き具合や風の強さでリーダー判断が必要であろう。
Ⅲ級程度でスピーディーに越えて行く。
直ぐに懸垂下降点に到着。
ハーケンが1本打ってあるポイントと大きな岩角に長いシュリンゲがかかつているので2点を使って懸垂下降をする。
クライムダウンも出来ると記録にはあるが確実な懸垂の方が無難と判断した。
ギャップからの登り返しは出だしがグレードⅢ+~Ⅳの岩場であるが、少しかぶり気味で雪が付いており、寒さを考慮して手袋を着けておりザックも背負っているのでⅣの感じがする。
それに、身長が170㎝以下だと出だしの1手のホールドと1歩目のスタンスに躊躇するところである。 この1手とスタンスが取れれば後は慎重に探していけばホールド・スタンスはある。
途中、中間ビレーが無いので出だしだけは神経を使う。
ここを登ってから2人で話したことは、冬季に人数が多いときや冬のバリエーションに慣れないメンバーがいるときは壁の右を巻いて登った方が登攀時間が短縮できると判断した。
この壁を抜けて30分位ガラ場を登る。
雪と岩のミックスをアイゼン無しでスタンスを拾いながら急勾配のガラ場を登る。
山頂に近い為ガスで視界が30m位で高度感が無い。
取り付きから2時間30分
ここで初めての休息と食事をとる。
この後は、ハイ松と岩の稜線になり直ぐに山頂直下の岩壁に到着。
10m位であるがロープを出している記録もある。
グレードⅢであるが雪が付いており滑落すればルンゼ下まで持って行かれる所だ。
今回は凍っていないので雪を払ってロープ無しで抜け、ガスのかかった朝日岳山頂に到着。
風が無かったので、寒さは無く3時間で登攀を終える。
直ぐに夏道を使用して下山。
避難小屋経由で午前11時に駐車場に到着。
山荘に戻り昼食とってから、午後12時30分に出発。
渋滞も無く午後3時には浦和駅に到着しました。

初冬のアルパイン登攀を堪能した1日であった。
朝日岳東南稜は一年中登られているが、10年近く毎年12月に那須の硫黄岳か朝日岳に夏道を登っていたが、念願のアルパインが出来た事にホットしている。
那須は2000mに近い山であるが冬は風がとにかく強く、昨年は避難小屋までで敗退した。
何年か前には大丸温泉のゲートからラッセルで森林限界へ膝までのラッセルで敗退等厳しい環境の山域と認識している。
今後も登りたい。
アルパインクライミング技術を会得するには、近くて登攀時間も3時間前後であること。
懸垂下降あり、リッジ登攀あり、クラックありと新人教育には良いロケーションである事を認識した。

Y . F 記


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