奥大日岳・立山 定着合宿

 

2011年5月3~6日

参加者 : 4 名

昨年の同じ時期、3日間雪で敗退した奥大日岳・立山。
今回はメンバーが入れ替わり、膝の故障を抱えながら参加してくれたS・Fさんに感謝をしながら、天気に恵まれる事を願った

5月2日 (月)
夜10時定刻に武蔵浦和を車で出発。
連休の為、関越高速に入ると交通量は多く上信越道に入るまで多少時間がかかる。
4人で運転を代わりながら午前4時過ぎに立山駅の駐車場着。

5月3日 (火)
天気 晴れ
駐車場で1時間仮眠をとり、5時過ぎにケーブル・高原バスの乗車券販売が始まったので、6時30分発の切符を購入。
時間まで荷物の整理をする。
今回は3日分の缶ビールをボッカする。
ベースキャンプまで室堂から1時間なので苦にはならない。
午前8時に室堂へ到着
山の上は晴れている。
昨年のブリザードを思いつつ、朝食を取り午前8時30分すぎに室堂を出発。
立山三山が綺麗に見え、奥大日岳もよく見える。
初日はこのまま天気に恵まれて終わってくれればと願った。
1時間で雷鳥沢キャンプ場に到着。
連休の後半なのでテントが相当数張ってある。
管理小屋にあるトイレと水場に近いところにテントを設営する。
天気が良くて暑い。
平均年齢が65歳前後、整地のためにスノーソーとスコップでブロツクを切り出すが数分で息切れ。
交代を早くするがブロツクの切り出しにヘロヘロになる。
春の雪は固くてスノーソーが受け付けない場所が多い。
体力は無いが知恵だけは残っている高齢者岳人。
スノーそーを入れて、靴で蹴れば良いとの提案に反対者なし。
しかし、ブロツクにならないで崩れるだけ。
街では使えない高齢者岳人の知恵の出し合い。
1時間かけてブロックを切り出し、昼前に設営を終える。
各自適当に食事をとり、テントの周りでトカゲ。
夕方4時、奥大日・立山がガスで隠れた。
冷え込んできた為、軽く慰労会を始める。
日没頃には雪が降り始める。
昨年と同じ天気になるのではと不安な気持ちで、明日の天気が気にかかる。
ラジオで天気情報を確認すると明日からの天気は良好と聞き安心する。
ビールの渋みが旨みに替わった。
S・Fさんは当初ベースキャンプで様子を見る予定であったが奥大日岳は行く事になり、午後7時過ぎに就寝。

5月4日 (水)
天気、雪のち晴
雪が気になり夜中に目が覚めて、テントの外を見ると細かい雪が降っている。
朝5時の出発予定時に立山・奥大日含めてガスの中。
奥大日の稜線は雪庇が大きいのでガスっていては危険と考え様子を見る。
3時間遅らせて午前8時ガスが上昇しているので天気は回復すると判断し、奥大日岳に向けて出発。
室堂乗越までトレースがあり、40分で稜線へ。
陽が射し始め、雪庇がはっきり見え、景色も良く見えるようになった。
風も弱く、気持ちが乗ってくる。
ガスが急速にあがり、剣岳が見え隠れするようになる。
P2390mまでは右側の雪庇に注意しながら稜線伝いに登行する。
左手にバスの雪回廊が綺麗に見える。
雷鳥沢から2時間40分でP2611mに到着。
山頂はここから400m奥にあり標高は2605mと前衛峰より少し低いが、午前11時に奥大日岳山頂に到着。
剣岳が全容を見せ、景色を堪能してから行動食をとり下山を始める。
昨年はホワイトアウトの為にコンテで下ったトラバース場所もノーザイルで稜線通しに通過。
午後1時30分にベースキャンプに到着、今日の予定を終える。
S・Fさんの膝が下りで負担が掛かった為、大事をとって、明日の立山三山の縦走は行かず、雷鳥沢周辺の撮影トレッキングに変更。
3名で立山へ向かうことに打ち合わせで決まった。
夕方4時から奥大日岳の登頂を祝ってビールで祝杯。
夜8時に就寝

5月5日 (木)
天気 快晴
午前5時30分 S・Fさんの見送りを背中に受けて3名は立山一の越へ。
近そうに見えているが、1時間20分かかって一の越へ。
途中、隣のテントにいた東大ワンゲル部のメンバーを抜きコルへ先着。
彼らはタンボ沢へ滑降して黒部ダムに向かうとのこと。
北アルプス・富士山・後立山、大パノラマに心が湧き上がる。
風が少しあり既に昨日登った奥大日岳の高さよりはるか上である為、寒い。
ここから雄山まで40分。
岩と雪のミックス。
雪はバリバリに凍っている。
今日の一番乗りで雄山山頂(3003m)。
神社で無事を祈願し、神社の裏手から50m一気に下降する。
アイゼンワークに不慣れな人が同行する場合はロープを張りたい所である。
この場所を抜けると尾根通しの登行で立山三山で最高峰の大汝山(3015m)に到着。
ここから富士の折立山まで気持ちよい縦走になる。
天気に恵まれ風も弱くなり、奥大日岳に比べて大きな雪庇もなく春山を満喫。
左手をみれば雷鳥沢のテント場が米粒のように見える。
3000mの雪上散歩と言うところであろうか。
通過点の富士の折立(2999m)を経由して雄山から2時間ほどで真砂岳(2861m)に到着。
ここから100m一気に下る。
登りは大変と思いつつ、正面に見える別山へ向かう。
下った分だけ登り返すがこの縦走で最後の登りと思うと気が楽になる1時間で登り返す。
別山頂上(2880m)で剣岳の大パノラマが目の中に入る。
夏の剣岳とはまた違う岩の殿堂で風格があり見飽きない。
天候に恵まれた恩恵である。
山頂から剣御前小屋までは15分で到着。
夏と違って人が少ない。
ここから雷鳥沢まで一気に1時間で下る。
夏道より沢(雷鳥沢)を挟んで右手の小尾根を下っていく。
午後12時15分にベースに到着。
撮影トレツキングに出かけているS・Fさんを1時間待って合流。
合宿の終了を祝ってビールで乾杯。
話し合いでその日の最終便(午後4時)の高原バスで下山することになった。
テント撤収をのんびり行い午後2時、室堂に向けて出発。
FとS・Fは写真を撮りながら1時間15分かけて余裕をもって室堂に到着。
観光客で溢れている。
連休で最終便は午後5時まであるとの説明であったが、途中の風呂が時間切れとなるのを恐れて4時過ぎの高原バスに乗りケーブルを繋げて駐車場に5時30分に到着。
荷物を整理して、30分ぐらい先にある昨年見つけた吉峰温泉で汗を流す。

帰りの渋滞を避けるために長野に入ってから、サービスエリアにテントを張って仮眠。
朝に東京へ着くようにスケジュールが決まり、富山のサービスエリアで日本海の幸を堪能。
午後10時に黒姫野尻湖パーキングエリアの芝生にテントを張り、朝4時30分までぐっすりと仮眠。

5月6日 (金)
残った食料で朝食を作り、一路ガラガラの高速道路を東京に向かう。
午前9時に武蔵浦和に到着し全ての予定を終える。

Y .  F 記


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