秘境秋山郷 鳥甲山

 

2011年7月2~3日

参加者 : 6 名

昨年、新緑の季節に雨で中止になった秘境鳥甲山。
梅雨時で心配した天気であったが、夏の眩しい光が朝から照らす好天気になった。

7月1日(金)
夜10時に武蔵浦和駅を車で出発。
関越高速に乗る。
午前1時過ぎに土樽PAに到着、朝4時30分まで仮眠する。

7月2日(土) 晴れ時々曇り
仮眠後5時過ぎに石打塩沢インターを出て一路津南町に向かう。
津南から秋山郷への国道に入り6時過ぎに切明温泉迂回路の看板が出る。
迂回路に入るが道路標識に切明の文字が出てこない。
峠を越え始めておかしいと感じ元の迂回路の看板のある地点に戻る。
迂回路解除の文字が小さく書いてあったのでそのまま切明温泉方面に向かい、15分で温泉に到着。
雄川閣を通りここから10分で登山口のムジナ平駐車場標高1020mに到着。
支度をしているあいだ朝から虫に襲われる。
風が無いのと天気が晴れているため虫が湧いてくる。
7時10分に鳥甲山に向かって登山開始。
標高差1000mを4時間30分かけて登る急登である。
1時間20分の急登を終えると視界が広がり万仏岩の鎖場に到着。
標高1437m。
安山岩の乾いた摩擦の効く岩。
ナイフリッジ状にあるので腐った鉄梯子や鎖は使用せず新しい鎖を頼りに10mほど登る。ムジナ平コースは細い尾根上を登るので時折足場の狭い場所が現れ注意が求められる。
今回は天気が良かったので気分的には楽であるが、雨が降っていると相当時間がかかると考えられる。
標高1700mを越えると、一度低くなった樹林帯が再び上部に見える。
根曲竹(チシマザサ)の山菜が採れる領域である。
岩稜帯の登山道には熊の落し物を散見。
竹の繊維が混ざっている。
其処まで見なくても良いと思うが・・
恐怖心と好奇心が入り乱れている。
このような地帯を通過する時はパーティは別れない。
一人になる事の恐怖心が強く出てくる。
白クラの頭標高1944mへ到着。
ムジナ平から3時間30分。
第2の谷川岳と言われるように右手に岩場が見える。
鳥甲山は岩稜帯から高度が上がって再び樹林帯となり生態系に変化がある。
白クラの頭からカミソリ岩を大きくトラバースする為に熊笹地帯を抜け100m下り岩を捲く。
途中両サイドが切れた4m、ナイフリッジの場所は番線で泥が流れないようにしているのか理解に苦しむ。
この場所のみ緊張する。
いずれ風雨によって崩れ通行不能になるコースであろう。
午前11時40分 天気が良いのに低木で景色の全く見えない標高2038m鳥甲山山頂に到着。
虫の集団に襲われる。
風が無いので追い払っても襲って来て限が無い。
行動食を取り午後12時15分来た道を下山開始。
全体に急勾配のコースの為、思いのほか時間がかかる。
登りと同じく5時間近くかかった。
天気が晴れたり曇ったりして暑く水の消費が多い。
午後5時15分にムジナ平の駐車場に到着。

話の種に登る山で再び登りたい山で無い。
10時間を越える所要時間は中高年登山者には膝にくる。

早速、宿舎の雄川閣に向かう。
運転していてもふくらはぎの筋肉が小刻みに痙攣する。
10分で到着し、今回も第2ステージの企画に入る。
登山を終え秘境の切明温泉。
川原から温泉が湧いて本当の露天風呂へ入れることで有名な場所である。
村営の宿は我々6名と他に2名の老夫婦のみ8人しか宿泊していない。
内風呂に入り筋肉のクールダウン療法に入る。
身体の隅々に血液が廻り筋肉が元に戻る感じが良く解る。
食事の前にもう一つのクールダウンをするために氷を分けてもらい、暖かい缶ビールをオンザロックにし胃腸と脳のクールダウンを行う。
言葉が出ない位に下山後の満足感に浸る。
山菜料理が中心で根曲竹もある。
もしかすると白クラの頭近くの物か?
そう言えば地元の人が採りに来ていて30kg位担いでいた人が居た。
料理が多くて、疲れと寝不足で食べきれずに残す。
夜8時迄まで親睦をはかり宴を楽しむ。

登山に来て秘境の温泉に入る或いは秘湯と言われる温泉に山岳会で来られる。
これからの中高年山岳会の愉しみ方かも知れない。
日本でまだまだ行っていない、山深い秘湯があるので今後を楽しみに。

7月3日(日)  曇り後晴
朝食を8時30分に終え、話の種に川原の露天風呂に入ろうと言う事で全員でスコップを持って川原に下りる。
露天風呂は既に幾つか掘ってあり、男性のみで入る。
お湯は自然そのままでありながら濁りも無く熱く、川の水を利用して加水する。
いい湯であった!

午前9時30分に一路東京に向かう。
午前中なので関越も込む事なく、午後2時に武蔵浦和に到着し今回の山行を終える。

Y .  F 記


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