晩秋の鳳凰三山地蔵岳

 

2013年10月26~27日

参加者 : 7 名

今年の夏以降、山行予定日になると台風が接近する。
今回は、妙高地域の火打山へ行く予定であったが台風接近で、出発日程ギリギリまで様子を見ていた。
本来ならば金曜日夜に出て日曜日午前中に帰る予定を考えていたが、土曜日午前中まで台風の雨が降る予報だ。
出発を土曜日の午後に変更して、日曜日夜遅く帰京する計画に変更しようと地元の気象台に問い合わせすると、寒気が入り日曜日は冬型になり時雨れるとのことであった。
既に数日前に降雪があったので、今回も雪か霙になるだろうとの説明で火打山は来年度に延期することにした。
冬型になるなら山梨方面は晴れると思い、ハイキングでは物足りないので少しきついとは思ったが、南アルプス前衛の鳳凰三山地蔵岳に早朝から登り出してピストンで帰ってきて、その日のうちに帰京できるかインターネットで調べる。
トレイルランなら楽勝であるが女性陣を含めて7人のパーティで往復10時間、標高差1700mを遅れることなく往復できるか分析した結果、夜明け前の5時に御座石鉱泉を出れば日没前に駐車場に戻れ、風呂に入らなければ中央高速の渋滞に巻き込まれても午後9時過ぎには新宿に着けると読む。
火打山に行くメンバーにまず声を掛けたら全員参加の意思表示があった。
装備、食料計画、集合時間等火打山の計画をそのまま地蔵岳に山域を代えるだけにして混乱を無くして実施。

10月26日(土)雨後晴れ
午後1時、午前中まで台風による雨が降っていたが集合時間になると曇りに変わった。
全員遅れることなく新宿スバルビル前に集まり一路韮崎インターに向かう。
混むこともなく、笹子トンネルを抜け甲府盆地に入ると晴れ間が見えた。
南アルプス、八ヶ岳が展望できて、明日の快晴を予想する。
韮崎ICを午後3時半に出て甲州街道に入り、途中から御座石鉱泉への道に携帯ナビで誘導される。
細い県道にはいると沢が増水しており怖さを感じる。
ガードレールの無い林道は昼間なので慎重に行けば運転に支障は無いが、深夜だと道が荒れており不安を感じるだろう。
1時間強で青木鉱泉と御座石鉱泉との分岐看板が現れ、看板に従い7人と荷物を載せた車は唸りをあげて坂道を昇って行く。
15分程度で鉱泉旅館が現れ、今日のテント場予定の駐車場に着く。
市営の無料駐車場と看板がある。
水洗の清掃されたトイレもある。
黙ってテントを張ることも考えたが・・。
インターネットでは鉱泉旅館の【叔母さんのキツイ言葉】を悪く言う書き込みがあり、どのような人かと関心があった。
車を駐車場に停めて、夕方なのに暗い旅館の玄関のドアーを叩いた。
噂の叔母さんなのか?
お婆さんが出てきた。
テント泊の旨を伝え、料金をこちらから聞いたら、「1人800円だよ」と気さくに言う。
料金を払う事をこちらから切り出したら、愛想良く「ロープで仕切ってある草地にテントを張り、水は旅館の前にある水道をお使い!」と言われた。
「5000円近い現金集収入は大きいよ、帰りには温泉にも入りなさい」と言うが、無料とは言わないのが味噌だ。
要は泊り客がいなくて、無料の市営の駐車場に停めて上の鳳凰小屋に泊まるので現金収入が無いのだと判った。
インターネットで悪く書かれるのは、車で来て黙ってテントを張るからと判る。
トイレの掃除は鉱泉の叔母さんがやっている。
駐車代と思えば我慢できる事が判った。
明るいうちにテントを張り、明日は朝4時半にテント撤収があるので、サブザックに荷物を入れ車に収納。
テント2張を建て、夕食の準備をしながら宴を始める。
夜行では無いので疲れは無く、お酒を飲みながら来年の山の計画や四方山話で時間が過ぎる。
夕飯の天ぷらうどんは評判よく完食となる。
満天の星のもと、夜9時前に就寝。

10月27日(日)快晴
午前3時起床。
風は無く満天の星、今日の快晴を確約している。
朝食のロールパンと揚げ物、オニオンスープそして期限切れの真空パック米で作った天ぷら雑炊を全て完食。
真空パック米の雑炊はこれからも使える。
アルファ米より安く時間が掛からない。
食事を終え、テントを撤収し午前5時ヘッドランプを点けてスタート。
1時間ピッチで登る。
荷物が無いので遅れることなく7人順調に進む。
標高差1100mの急登とあるが山道は整備されており以外に登りやすい。
2時間30分で燕頭山に到着。
予定より早い。
晩秋の紅葉が綺麗である。
ここから鳳凰小屋まで標高差400mを2時間で登る。
途中から地蔵岳のオベリスクが見えてくる。
天気が良いと気持も楽になる。
途中、Aⅰが7月に世話になった鳳凰小屋が近づくと感極まってペースが落ちる。
深呼吸をして落ち着かせると体調が戻った。
一方Anが貧血でペースが落ちる。
小屋まで近いということで頑張り鳳凰小屋に午前10時到着。
Aiが7月にお世話になった山小屋の主人やスタッフにお礼を言い再会を喜ぶ。
軽く行動食をとり山頂に向かう。
昨日の雨上がりで湿り気があるが、滑らず50分で山頂に到着。
オベリスクの上部まで元気な4人が上がり景色を堪能する。
下りは20分で鳳凰小屋まで戻る。
小屋のスタッフと集合写真を撮り、午後12時下山開始。
女性陣が頑張りSaを頭にガンガン下る。
山頂から1700mを一気に下るのは膝に来る。
それでも3時間15分で駐車場に到着。
予定通りの時間で戻れた。
今回は温泉には入らずそのまま、荷物を整理し午後3時30分に御座石鉱泉を後にする。
中央高速は大月まで順調であるが、毎度の小仏トンネルで17㌔渋滞の表示。
時間に任せて事故の無いように指示。
途中、府中ICで降りて新宿には夜9時に到着し今回の山行を終えた。

Y .F  記


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