早春の浅間山[前掛山]

 

2014年3月16日

参加者 : 14 名

浅間山は富士山と同様に信州の山々や北・南アルプスに登った時良く見える山で、一度は登ってみたい山の一つであった。
無雪期より雪のあるときに訪れてみたいと思い、今回計画を企てた。
参加者が14人と今までにない多数で、計画段階で車の手当てに配慮した。
3月なので冬タイヤ装備の車が原則となると条件に合致する会員所有の車は絞られる。
3週間前から準備して車を最小限にする為に8人乗りのレンタカーを借りることにした。
多少費用が掛かっても人数で割れば負担額は軽いと判断。
天候は恒例の1週前から天気図と寒気の動きを捕らえて、土曜日は冬型で風が強いが登山日の日曜日は移動性高気圧に入ることが天気図から読めた。
3月の信州はまだ雪が降る季節であるから、風が強ければ独立峰の浅間山は他の場所よりも突風が吹くと理解し、途中下山も視野には入れておいた。

3月15日 土曜日 午後9時30分武蔵浦和に集合。
駅裏にある日本レンタカーに運転する3名が車を取りに行く。
8人乗りで保険とスタッドレスタイヤを装着し、24時間で24000円。
頼んだ車が間に合わず、1ランク上の8人乗りを同額で準備してくれた。
これに7人乗るので室内は窮屈では無いと思う。
ただ、傷を付けると車の修理代は保険で負担できるので費用に含まれているが、営業保障として2万から5万請求される。
運転手はその点に神経を使うことになる。
普通に運転していれば滅多に起きないことではあるが、運転に無理は禁物で早めの交代を説明して3人でドライバー交代とした。
午後10時、2台で一路、所沢インター経由で小諸インターに向う。
2時間半で道の駅「雷電くるみの里」に着く。
テント3張(6人 4人 4人)を芝の上に手際よく張る。
氷点下5度とテント泊に慣れない会員には寒く感じるだろう。
道路が近いので、車の騒音に眠れず横になっているだけで朝4時45分の起床を迎えた。
夜行の場合、車やバスだと横にもなれず疲れた状態で行動することもあるので良しとする。

3月16日 日曜日 晴

朝5時15分にテントを撤収し一路、天狗温泉浅間山荘の駐車場に向う。
時間にして40分。
道路は雪が道路わきにはあるが走路にはない。
チェーンを着けるほど凍ってもいない。
スタッドレスで十分走れる状況で、チェーンを装着する時間をロスする事も無く走れた。
夜の明けた浅間山荘に6時前に到着。
出発の準備をして、朝の凛とした中午前6時30分に14人の隊列がスタートした。
都岳連の登山教室のような雰囲気である。
ハイキングクラブなら珍しくないが、山岳会でこれだけ多い隊列は壮観である。
和気あいあいと歩は進む。
二の鳥居まで1時間弱、高低差の少ない山道が続く。
この後火山館まで1時間の登りが続く。
途中で体験女性のNが腰の痛みを訴え、先に天狗温泉まで降りて隊の下山を待つことになった。
13人になり隊列は火山館に向かう。
標高差で300m、1時間で到着。
周りの景色も荒々しくなり浅間山の噴火の跡を感じる。
この季節はまだ登山者が少なく静かな山旅だ。
ここから少し登りが続き更に標高差300mを登るようになる。
トレースがあるのでアイゼン無しで行動できる。
森林帯の中を抜け浅間山の外輪山が見えてくる。
綺麗な雪の浅間ヒダが見える。
残り300m弱の外輪山の登行が待っていた。
Ⅰさんが体調悪く、外輪山を目の前で浅間温泉に降りることになる。
12名が森林限界の外輪山麓よりアイゼンを着けることにする。
初めて12本爪アイゼンを着ける新人会員もおり、セミワンタッチとワンタッチの着け方から指導する。
元気の良い女性会員が先導グループで進む。
12本爪アイゼン初体験の新人Kを後ろのグループで指導しながらゆっくりと登る。
半年前までは本格的な雪山へ行ったことの無い女性会員達が、今年1月からの計画山行に参加して技術を向上させてきた。
その結果が実りバランスよくアイゼンをこなして行く。
頼もしい限りである。
出発から4時間を経過した午前10時45分に噴石防御シェルターのある外輪山の稜線に到達。
風が猛烈に吹いている。
登山禁止の浅間山本峰が聳え立つ。
現在は外輪山の前掛山が浅間山山頂となっている。
先導隊と間隔は開くが12人全員が午前11時15分に前掛山2524mに到着。
記念写真を撮り、黒班山を下に見ながら火山館まで一気に1時間で降りてくる。
女性陣の下りの早さには閉口する。
新人の男性会員もびっくりしている。
火山館で休憩を取り、次は天狗温泉まで一気に下ると話し合う。
時間が掛かった場合は天狗温泉に入れる時間が短縮される旨を伝えると、刺激されたのか更に下る時間が早まりこの区間も1時間で降りてきて午後2時に到着した。
恐るべき女性陣パワーである。
短縮した下山時間の効果で3時までゆっくりと日本一鉄分の多い天狗温泉に入る事ができた。
オレンジ色の湯は話の種になる温泉である。

午後3時30分、天狗温泉を後にして一路、武蔵浦和に向う。
途中渋滞にはまりながらも、予定通り午後8時に武蔵浦和に到着。
レンタカーを返しに行き、傷も無く予算どおりの支払いで済んだ。
レンタカーも人数が多いと割安で、これからも使える移動手段であることが確認できた。

Y .S  記


Copyright (C) 2003 RYOHOKAI All Right Reserved.