最近出会った二つの文章
さて 本題に入ります。
最近、類似した二つの文章に出会いました。
一つは、武田鉄也さんのトークに出てきた文章です。
『人生は山登りに似ている。登った限り降りなきゃいけない。登りっぱなしのことを遭難という。』
スイスの心理学者 カール・グスタフ・ユング の文章とのこと。
武田鉄也さんは以前、うつ病になっていたそうだ。
この文章に出会って救われたという。
そして、二つ目の文章です。
『登り始めたが最後、登り続けるほかにどうしようもない。 で、登りに登って、登り切ってみると、今度は、下らなければならない。 というよりも、下るほかに選択肢が無いのだ。 登っただけで降りない行き方がないわけではないが、それは一般的に「遭難」と呼ばれるケースで、その場合の体験は、登山そのものよりもさらに過酷なものになる。』
読売新聞で目に留まった小田嶋隆氏の文章です。
二つの文章とも、登山とは下山してはじめて成立すると言っている。
日頃山へ登っている我々は、常に下山ルートを知っており、自身で下れる気力・体力を維持していることです。
稜朋会の方針も、『如何なる状況下でも自力で下山できることを目指しています』と掲げています。
各人が山行毎に目的の山を精査してください。
取り残されても一人で下れる実力をつけてください。
年末年始に風邪をひかないように・・・
来年も安全登山で、楽しい山行をしましょう
良いお年をお迎えください