マッキンリーに登ってきました

 

2007年6月10~7月12日

参加者 : 2 名

(7)ベース・キャンプ 4250m

ウエスト・バットレスの末端に位置する、強風で有名なウインディ-・コーナーを回り込むと、大きなクレバス帯の上にプラトーが見えてくる。ここがウエスト・バットレス・ルートのベース・キャンプである。
大きなクレバス帯となっているので、直接そこを目指すことは出来ない。ウエスト・バットレスの基部に沿って迂回をしてたどり着く。
大変に広いプラトーには20~30位のテントが設営されており、中心にはレインジャーテントが設営されている。
すぐ隣にはメディカル・テントもある。シーズン中はレインジャーと共にボランティアの医者も常駐しており、肺水腫の水くらいはここで抜いてしまうことが出来るそうだ。
そんなことから、この地点はメディカル・キャンプと云われている。
中央に2箇所の簡易トイレ(ベニヤ板で低く囲っただけ)がある。
レインジャーも巡回しており、テント場は大変綺麗に使われている。
我隊がメンテナンスをする気象機器もヘリコプターでこのレインジャーテントに届けられた。
ベース・キャンプでは、サミットに成功して下山準備のパーティとこれからアタックを待つパーティが混在しており、和やかにお茶などしながら情報交換をしている。
そうそう、下山パーティは残った食料や燃料をソリにのせてテントを回っており、我々の隊もココアドリンク等を貰っていた。
目の前には、これから登るヘッド・ウォールとその上に続くウエスト・バットレスの岩稜が覆い被さってくる。
サミットする南峰は見えていない。
ウエスト・バットレスに雪煙が揚がるような強風の日は、ガイド登山パーティはカラビナのかけかえを練習していた。我々は食事テントのブロックを積み直す等で時間をつぶした。

(8)ハイ・キャンプ 5250m

メディカル・キャンプの目の前にあるスキー場のような雪の斜面を登って行くと、岩が出ていてテラスのようになったところがある。
ここからヘッド・ウォールの登攀が始まる。
200mほどトラバースぎみに登って行くと、フィックス・ロープの末端にたどり着く。真下にはクレバスが大きく口を開けて待っている。
フィックス・ロープは7ピッチ程張られており、40~50度の傾斜がある。
へとへとになって登りきるとウエスト・バットレスの岩稜上に出る。
まず、隊長がポコチン岩と名付けた岩峰を目指して登る。
その岩峰の基部を左から巻いて上部に出る。
再びナイフリッジの岩稜が続いて、前方に黒い岩が近づいてくるとリッジからはずれてトラバースぎみに回り込みハイ・キャンプのプラトーが見えてくる。
いったん下った窪みにレスキュー・ボックスが設置されており、ここがレスキュー・ガリーの下降点らしい。
再び登り返した台地がハイ・キャンプです。
眼前にデナリ・パスまでの大きな雪面が広がっている。
ここまで来ても山頂は見えない。
メディカル・キャンプと違って、ここはサミットへの緊張感が漂っている。
強風に備えて各テントが高くブロックを積み上げていた。

K . I 記


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