2016年2月6日
厳冬期 西穂高独標(3)

平成28年2月6日(土)~2月7日(日)
参加者 18名(男性:11名・女性:7名)

*** 主に新人の感想を掲載します ***

—————— (C・Iさんの感想) ——————

厳冬期の雪山は想像以上に寒かったですが、お天気も良くて景色 に感動しました。 アイゼンで雪を踏む音、雷鳥やブロッケン現象、満天の星空、、、 全てが貴重な体験でした。 先輩、皆さんのおかげで無事に山行を終えることができました。 ありがとうございました。

—————— (K・Mさんの感想) ——————

夏山をぼちぼち一人で登ることが常だったつい数年前までは、厳 冬期の山に登ることなど、考えもしなかった自分にとって、今回の 西穂高山行は思い出深いものとなりました。 マイナス15℃の幻想的な世界に緊張感を持ってその身をおけた 事と、何よりも会の皆さんとのご縁に感謝です。 山行という非日常を大切に、これからも緩やかにステップアップ したいと思います。ありがとうございました。

—————— (K・Eさんの感想) ——————

厳冬期の西穂山行、敷居が高かったのですが、せっかくの機会な ので挑戦してみたいと思い、参加させていただきました。 本格的な雪山は初めてで、アイゼンにも最初は慣れずすぐ疲れて しまいましたが、 雪道の歩き方のレクチャーを受け、帰りにはだい ぶ楽に歩けるようになってきた気が…。 風が強く初心者の自分は独標には到達できませんでしたが、いつ か…挑戦できたらいいなあー…。 今回も先生や先輩方のおかげで、怪我もなく、無事に下山できまし た。 北アルプスの雄大な稜線を堪能いたしました。 どうもありがとうございました。

—————— (K・Sさんの感想) ——————

寒さとの戦い西穂? 雪の降る中、小屋から丸山に向かう。暴風が凄く、下山し小屋近く で雪山レッスン。寒くて、寒くて、レッスン所ではなかった。 夕方、青空がみえ明日の晴れを祈り。夕食の準備心配もなく、じっ くりと山のお話しが出来た。そして…暖かく眠る事ができた。 次の日、雪のチラつく中出発。丸山まで来てすっかり雪はやんでい た。 素晴らしい山々。キラキラしていた。が…物凄い風。山頂行き チームは早々と山頂に向かって行った。

私は丸山組だが…そびえ 立つ山頂を目の前に、ハイテンション。行きたい?Fさんにお願いし てみたが…。「んん~?」かなりの間があり…。「丸山組は下山?」 風で良く聞こえなかったが…「Kちゃん…連れて行こう」と、だけ聞 こえた。急いで、出発準備をするが寒さで思うように手が動かず。 「早くしろ!あなたの為にまってる!でもあせるな!」 泣きそうに なりながら…必死だった。 山頂組に追いつき一安心。山頂まであ と少しの場所にロープをはり、いよいよ実践。ロープはりの時間が 一番、寒く長く感じた。冷えきった手で確実に登りきる。 登りきった感動もつかの間…Fさんの激怒が。怖かった…。Nさん も叫んでいた。鳥肌がたった。無事小屋まで下山。大粒の涙があ ふれ、あたたかいハグに一安心。寒さと激怒に鳥肌がたった山行 だった。そして、顔に寒さと戦った後が残った…。

—————— (Y ・S さんの感想) ——————

2015 年末に稜朋会に入会した自分にとって、今回の西穂高は 初の雪山。そして素人の私にとっては実は初の北アルプスで もあり 、 行く前から緊張していました。 いざ行ってみると、 諸先輩方に教えて頂くことも多く、また西穂高山荘も快適至 極で、大変楽しく過ごすことができました。 初めて体験した稜線上の風の強さと寒さには閉口したものの、 同じく初めてライチョウやブロッケン現象を見られたのは ラッキーでした。 今回は残念ながら独標まで到達することは出来ませんでした が、これから少しずつレベルアップしていきたいと思います。 代表をはじめ皆様どうもありがとうございました。

—————— (K・Tさんの感想) ——————

新しいザックを含め装備で税込で25万円くらい要しました。 やはり雪山は費用が嵩むと痛感しまし た。有効活用しなければもったいないと感じています。 初日の山行に関しては、水分や炭水化物の摂取不足が響き、皆 さんの足を引っ張る形となり、ご迷惑をおかけしてしまったことは 今後の反省材料です。雪山の体力消耗度は自分が想像していた 以上に高い物でした。 小屋に着いて諸先輩方々の手厚い看護のおかげで体調はすぐ に回復しました。脚の痛みが消えず初日は小屋まででしたが、 Yさんと待機している間、ラーメンを食べながら海外のトレッキン グのお話や、Yさんの経験談を聞かせていただき、とても勉強に なりました。 そして、全員での宴会もとても楽しかったです。女性陣の手製の< おつまみもとても美味しくいただきました。夕食も予想以上に豪華 で驚きました。初の小屋泊はとても楽しいものとなりました。

今回、初対面の方もいらっしゃいましたが、皆さんとても良い方ばかりで 居心地が非常に良かったです。夜も熟睡出来ました。 2日目も脚の痛みは残っていましたが、なんとか丸山まで登れま した。当初は独標までの予定でしたが、景色を含め丸山まででも、 景色を含め十分に雪山デビューを堪能できました。凄く感動しま した。 下山も苦心しましたが、達成感を充分感じました。 帰路の車中ではHYさんからこの会の山行に関して、女性の方が どれだけ大変なのかということを教えていただきました。 運転手の皆さんや、今回の係りのMさん、そしてやさしい諸先輩< 方々のおかげで雪山デビューを無事飾ることができ、感謝してお ります。 Mさん、係りという大変な役目を果たされ本当にお疲れ様でした。 これからもご指導宜しくお願いいたします。

—————— (T・Nさんの感想) ——————

厳冬期、憧れの西穂高独標へ行ってきました。 独標とは「独立標高点」の略称で、本来は「地図上で標高が記載された点」という意味らしいですが、山登りで「独標」といえば一般的に北アルプスの西穂高独標や北鎌尾根独標のことを言うようです。西穂高岳に続く稜線上にあるピークですが、山の名前のようになっています。 雪山入門者には、岩稜が連続する西穂高岳縦走は困難ですが、その岩稜が始まる最初のピークの独標往復ならば、経験者同行により冬季の北アルプスの厳しさと白銀の世界を体験できる恰好のコースです。以前、友人と冬季独標にチャレンジするも、天候に恵まれず、雪山経験不足により丸山で引き返しているので、今度こそはと期待に胸を膨らせて参加しました。

1日目:
新穂高温泉からロープウェイを2台乗り継ぎ新穂高口駅へ到着。 シラビソなどの樹林帯のトレースをたどり細かいアップダウンを繰り返し進みます。樹林帯から解放されると西穂高山荘に到着、北アルプス稜線で唯一通年営業している山荘のため冬でも登山者が多く賑やかです。 この日はガスが立ち込め視界不良のため丸山を往復した後、翌日の独標アタックに備え山荘前の斜面を利用してロープワークの練習。 初級とはいえ独標は北アルプスの一端。標高2701m、遮るものが無く、天候によっては諦めざるをえない山。特に独標の基部からの登下降は岩稜の壁、気を引き締めて臨むよう注意を受ける。

2日目:
5時起床、外に出てみるとガスに包まれている。昨日の夕方からガスが切れ、夜には満天の星空が見えていたのに….、またガスに覆われてしまった。がっかりしていると6時からの朝食時に西穂山荘に常駐し情報を発信してくれている粟沢徹氏から気象情報の発表。 天候は回復傾向、昨晩から吹いている風も徐々に収まり、ガスもとれてくるとのこと、嬉しい! アイゼン・ピッケル・ヘルメット・ハーネスを装備して全員で出発、まずは西穂高岳手前の丸山へ向かう。

山荘をスタートして40分ほどで一つ目の目標、丸山へ到着。ここから二班に分かれて行動、12名で独標を目指します。見る限り独標手前までは大したことなく行けそうに見えるけれど、独標手前の岩場が遠目で見てもわかるほど急斜面、大丈夫かと不安になる。相変わらず風強く、目出し帽で顔を覆わずにはいられない。 まず立ちはだかるのが、斜度30度近くの急坂。大したことないと思った斜面、実際に登ってみるとなかなかの急こう配で登り応えあります。急坂を登りきると、いよいよ岩稜エリアに突入、左奥にとんがったピラミッドピークと真正面に西穂独標。独標手前基部までやって来ました。ここまではある程度注意すれば普通に来れるのですが…独標手前のこの最後の登りが今回の核心部。

ロープ2本を確保用に張るためEN氏 MS氏 TS氏がロープを持って先発する。12名全員を事故無く帰すため、リーダーのピリピリした気持ちが伝わってきます。ロープがセットされ私達もアイゼンを蹴り込み、ピッケルを差し込みながら雪のついた岩壁を登ります。ロープと途中から鎖があり夢中だったせいか恐怖を感じることなくピークに到着、笑顔で握手を交わしました。 この頃にはすっかり天候が好天し、ピークからは大展望を堪能。前方には西穂高と右奥に奥穂高。急峻なゴツゴツの岩山は雪に覆われ威圧感ありすぎ。一昨年前の夏、このルートを縦走しましたが、夏山と冬山の厳しさの違いを思い知らされます。厳冬期、ここから先は熟達者の領域なのですから。笠ヶ岳、焼岳、乗鞍岳、歩いてきた稜線、ピークからの景色はとにかく高度感あります。

集合写真を撮り下山開始。独標直下でのキックバックステップとピッケルの使い方について再度注意を受け緊張しながら降りる。岩に足を引っかけたり滑ったりしないよう、アイゼンでロープを踏まないよう慎重に下る。時間的にはあっという間でしたが緊張感あり、基部に着いた瞬間はホッとしました。岩場を越えてしまえば一安心。あとは危険箇所もなくて稜線を下って行くだけ、丸山でロープ回収者を待ち下山。 西穂高山荘でザックをパッキングし直し新穂高口ロープウェイ駅へ向け来たときと同じ樹林帯を引き返します。 クリスマスツリーのような木々。行きには見えなかった青空も見え、先ほどの吹き曝しの雪原とはまるで違う優しい風景です。 ロープウェイで無事に下山完了!リーダーはじめ何時もご指導、サポートして下さる皆様、本当に有難うございます。

以上



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