平標山&武尊山 山行記録 

3/17(金)2200武蔵浦和集合土曜日のみの男体山グループと土日の平標組の2班に分かれ、エールを交換し出発する。

平標山行組総勢9名は、所沢インターから湯沢インターに向かい、途中道の駅「みつまた」にて仮眠をとる。

1日目:
平標山
除雪された平標登山口駐車場に駐車し、三国小学校横から岩魚沢林道を歩く。ほんの数分でゲートにさしかかり松手山コースと平元新道のど真ん中、ヤカイ沢を登る冬道を辿り平標山を目指す。最初杉林を歩くが、すぐに視界は開けうっすらと太陽が覗く曇り空の中のスタートとなる。

広く傾斜の緩やかな雪道は、モンスターはないが、所々にポツンと立つ木々は先月行った西吾妻の縮小版を思わせた。ヤカイ沢上部は結構な急登で、しかも強風!スタート時に頑張る兆しを見せていた太陽もすっかり姿をくらませホワイトアウトに近い状況になる。

9名のパーティーだが、少しでも離れると見えなくなってしまう為、間隔を開けずに前後が認識できる距離を保ち進む。やっと辿り着いた山頂は強風で、記念写真を撮り早々に下山と考えていたが、山の天気の変化は急で、さっきまでのホワイトアウト状態が嘘のように晴れ間が覗き、上越国境の山々が見渡せる程に天候が回復した。

下山時は、振り返ると先ほど登頂した平標山がくっきりと聳え、周囲の山々の絶景と合わせあまりにも名残惜しく腰を下ろし大休止をとる事とした。西側には苗場山が平らな広い山頂を覗かせ、その下方には約30年前に一大ブームを築いた苗場プリンスホテルが聳える。映画「私をスキーに連れてって」を回想し思わずユーミンの歌を口ずさむ。

午前中凍って締まっていた雪面はいきなり現れた太陽の暖かさにより、緩くズボズボに変化し歩きづらくなってきた。そんな一行を横目にBCのスキーヤーが颯爽と滑り降りてゆく。そう言えば、下山時にすれ違ったBCの人は山頂で写真撮影を依頼した人で、すでに滑り降りて2本目にトライすべく登山中との事だった。予定通り2時に全員が無事下山。吹雪の中のつらい急登を忘れさせてくれる程の絶景を堪能した快晴の下りで大満足の山行となった。 

2日目:武尊山
当初苗場を予定していたが、登山者のリフト使用不可との情報により目的地変更し武尊山を目指す。

武尊山は昨年4/2に会の山行で登頂したが、ガスがかかり眺望ゼロだった思い出がある。今回は!と期待したが、前回よりも悪条件となってしまった。ルートは昨年と同じ川場スキー場からの剣ヶ峰山を通るルートを選択。

川場スキー場を雪の中スタートする。リフトを2本乗り継ぎ、最初からワカンをつけてスタートするが、20~30分登った所であまりにも傾斜がきつくすぐにアイゼンに履き替える。雪と強風で視界が悪く踏み跡はない。GPSとコンパスで何度もルートを確認し下山時の為に振り返り景色を確認する。

ルート判断においてはトップに任せることなく、後続者からもルートの訂正や確認の意見があり、ただ付いて行くといった感覚ではなくメンバー全員がルートに対する意識をしっかり持って歩けた事は今回の山行の成果として挙げられる。剣ヶ峰付近からは稜線を歩く形になり強風をもろに受けての山行となるが、幸いにも春の風で痛いほど冷たいということはなく苦にならなかった。

山頂直下は急登が続きピックを刺しての登りもあり、アルパインの楽しみも味わえ楽しかった。山頂はかなりの強風で集合写真を撮り足早に下山する事となる。視界があまりなかった為、ルートを確認しながら歩く楽しみがあり、眺望のないマイナスを帳消しにした山行だった。

行程中はルートを見失い立ち往生する山行者が数名いた。そんな状況下でも落ち着いてルートファインディングを行い安全に行動出来たのは、会での山行を経験する中で自然と習得していた行動の賜物といえる。

メンバーの冬山経験は浅く技術的には劣っているが、迷った時は無理をせず立ち止まって冷静に判断するという会山行で自然と身に着いた習慣。そして、西吾妻で学習したコンパス活用の成果と「GPSを使い方向判断を間違えないように」といった会代表からのアドバイスを忠実に守り、正確なルート判断が可能となった。

今回代表他ベテランの先輩達が不在の中で、リーダーとしてどの時点で山行の中止、および下山を判断するかという事を常に考える程の天候であったが、決して無理する事なく安全に無事下山出来た事はメンバー全員の成果としてとても感謝している。   



Copyright (C) 2003 RYOHOKAI All Right Reserved.