大同心ルンゼ記録                                      201763
参加者:9名
大同心ルンゼ:5名、小同心クラック:4名 

今回はバリエーションルートの参加者限定での個人山行であり、難易度が低目の同心クラックと大同心ルンゼの2パーティ編成で計画が作られた。
赤岳鉱泉までは同一行動を取り、下山で再度合流となる。 

赤岳鉱泉にて小同心パーテイより余裕があるのでゆっくり準備する。
7時前に出発して小屋を出て数分後には大同心沢の標識があり、緑ロープを潜り一般路から外れてバリエーションルートへ入る。

ルートは踏み跡がしっかりしているが闇雲に進むと沢へ入りこむので、踏み跡をしっかり確認して尾根道へ取付く必要がある。 尾根に取付くと急登が続き高度を一気に稼ぐ。体力的にはこの登りが核心かも?

8時過ぎに大同心基部へ着く。 基部からトラバース路となるが、道幅はあるので高低差が気にならなければさほど厳しいルートではなく、8時半前にはルンゼの取付けへ到着してここで登攀用具をセットする。

840分に登攀を開始。 ルンゼは比較的広く少し進むと左右のルートに支点が見えるが、左は大同心頭へ向かう方向で右がルンゼを詰める方向であり、右を進むと核心のチムニーに850分には至る。

ルンゼは全体が凍結状態で上部の状態が分からないので、日当たりがあり確実にホールドが取れる左側ルートを選択する。本来はチムニーを直登するが、左側ルートを取った為に振れ防止の中間ビレーを取り、チムニー上部の残置支点2か所でフィツクスロープを張る。

後続はプルージックで登るが、チムニー上部をトラバースの形でロープを張った為に後続は難儀する。 後続を想定できていないロープ設置をしてしまい、実践経験のない点が露呈する始末。

チムニーの先は傾斜はきつくないが、ルンゼ全体が日当たりが悪く凍結部位があるので、つるべ方式でF氏が二ピッチ目をロープいっぱいのところでハイマツにビレーを取り、後続が続けて登る。その先はロープなしで、凍結がないハイマツ帯を詰めて稜線には10時に到達する。2時間以上は掛かると考えていたが30分は早く行程を終えた。 

稜線から一般路で頂上へ向かい1015分着、今回のルンゼ完登を喜び合う。頂上にて別働パーティが小同心の頭に見えるまでのんびり過ごし、無線で交信し相互の状況を確認した後に硫黄岳経由で下山する。一足先に温泉へ浸かり小同心パーティを待ち合流して帰路へ付く。 

今年の気候では6月初旬にはまだ凍結もあり時期が早かった感はあったが、アルパインの経験が出来て参加者には良い悪い点含めて、収穫があった山であったと思う。 

記 E・N                   



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