大同心稜から大同心ルンゼ  2017年9月16日土曜日

参加者 14名

台風が九州に近づき、穂高縦走の計画が中止となつた。3連休で土曜日だけなら台風の影響が無いだろうと判断し、どうせ行くならロープワークの実技講習兼ねて、八ヶ岳横岳西壁大同心稜からルンゼを選んだ。

参加者を募ったら穂高合宿の参加者ほぼ全員の14人が参加となった。ゲレンデなら14人いてもグループ分けして講習も可能であるが、西壁となると本ちゃんである。

ルートは本年6月に雪が少し残る中、登っているので悪場は頭の中に入り、ロープ使用箇所も承知している。不安は微塵もないが、参加者の中には初めてのバリエーション参加女性が4人いる。雨が降って来た時に、Fの指示を冷静に判断し、受け入れ、行動してくれることを祈った。バリーエーションでは行き詰って「攀れません」は通用しない。

今回参加の14名は行く前にバリエーションである事を言い聞かせると同時に、チーフリーダー、リーダーの指示を守ることで実施する事になる。合わせてリードするSとサブリーダーのSuに人数の多い場合のロープ廻しを指南する。

そしてリードか゛フィックスを張った後の女性陣の順番とプルージツクでの登攀の仕方、ビナの掛け替え、セルフビレーの取り方、そしてビナ通しの手法を登る前に講義する。ゲレンデと違い、実践のアルパインの中で行うので臨場感が違う。

9/15金曜日

新宿スバルビル前に夜10時30分、14人全員集合し小淵沢インターに向かう。

3連休だが台風の影響で高速は空いており深夜1時30分に道の駅小淵沢に到着しテントを張り仮眠する。

9/16土曜日 曇りのち雨

朝4時過ぎ星空が見え隠れする中、テントを撤収して美濃戸に向かう。悪路の中1時間弱で美濃戸の駐車場に着く。ガラガラである。料金徴収の主は台風の影響なのか、不在なので装備を配分して5時に出発。14人快調に飛ばし、遅れることなく1時間40分で赤岳鉱泉に到着。大同心、小同心の西壁が良く見えている。曇りであるが視界は良い。

ハーネスを着け全員で7時に出発。大同心稜の急登。バリエーション初めての参加者は遅れるかと心配したが1時間で大同心の基部に到着。30cm幅のトラバース場所を注意。絶壁でロープを付けていないので慎重に3点確保でホールド・スタンスを拾うように指示する。無難に通過し大同心ルンゼの取り付きに到着する。

ロープを出し、リードS、ビレーFでダブルロープでフィックス工作に入る。6月に来た時はルンゼンに雪が残りバリバリに凍り軽アイゼンでは危険なので左壁を攀り迂回したが、今回はチムニーをダイレクトに直登するよう指示し途中ランニングを取り、40mビレー点に到着しフィックスを張る。

ダブルロープで登っているので1本は女性陣のプルージツク用のフィックスにして、もう1本を中間結びでNaを結び、末端にSuを繋げ、先に登らせる。ロープが1本上に上がったら、フィックスロープに男性Moを先にプルージツクで攀らせ、2ピッチ目の工作準備に入る。

2ピッチ目を再度、Sリード、ビレーヤーにSuが行い、1ピッチ目ビレー点での指導役にMoを付けさせ、1ピッチ、2ピッチ同時登攀を行わせ時間の無駄を無くす。1ピッチ目の女性陣がプルージツクで繋がって行き、慣れもあるがプルージツクの使用方法を学ぶ。

2ピッチ目工作パーテイも順調に進み終了点の這い松帯の岩場をビレー点にフィックスを張る。1ピッチ目を全員がクリアーし、2ピッチ目は傾斜が落ちる岩場帯なのでビナ通しで登らせる。

雨はまだ降らず大同心の頭が美しく見える。しかし稜線はガスが出て、雨も時間の問題。核心部を全員が抜け、横岳稜線に10分ほどで抜けて登攀終了。其処から15分ほどで横岳山頂10時40分到着。

行動食を摂り、11時に下山開始、6月は硫黄経由であったので今回は地蔵尾根経由にした。2時間で行者小屋に到着。休憩後美濃戸に向かう途中雨が降り始めるが本降りにはならなかった。夕方3時30分に美濃戸に到着。温泉で着替えて、途中道の駅で宿泊予定であったが台風の接近で予想が付かないのでその日のうちに新宿に向かうことになった。

食材があるので夕食を兼ねて道の駅で立食パーテイをして夕方5時過ぎに新宿に向かった。途中事故渋滞にはまり夜10時過ぎに新宿に到着し解散する。

記録Y・F

 



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