【剣岳夏合宿 山行記録】

8/3(金)〜5(日)
参加者12名

源次郎尾根  :5名

別山尾根   :7名

◇8/2(木)武蔵浦和22時集合

(2台に分乗し所沢IC→立山IC→立山駅前駐車場)

◇8/3(金)晴れ

室堂8:39→9:37雷鳥沢キャンプ場→12:30剣沢キャンプ場

《室堂→雷鳥沢キャンプ場》
下りが続き、みくりが池、地獄谷など観光気分で約1時間。

振返ると浄土山、右手に雄山、大汝山、富士ノ折立、左手には奥大日岳が聳え、立山のスケールの大きさを堪能しながら歩く。
キャンプ場は子供連れも多数おり、アットホームな雰囲気で楽しそう。

《雷鳥沢キャンプ場→剣御前小舎》
浄土橋を渡りいよいよ登山という感じになる。

雷鳥沢の登りを約90分。緑に覆われた急斜面と真っ青な空を眺めながら急登を歩く。

《剣御前小屋→剣沢キャンプ場》
約40分の下り。
帰りはこれを登るのかと思うと憂鬱になる。
テント設営後は、剣沢小屋に向かい剣岳を眺めながらビールで乾杯し、明日の登山に思いをはせる。

残念なことに、山岳警備隊によると上部がクラック多数の為長次郎への登山は不適との事。急遽別山尾根への変更を余儀なくされる。

◇8/4(土)快晴

源次郎、別山の2パーティーに分かれ、それぞれが山頂を目指す。

源次郎尾根パーティー5名(MO、N、MA、S、T)

剣沢キャンプ場4:34→5:20源次郎尾根取付点→8:29源次郎尾根

→11:28剣岳山頂12:00→15:19剣沢キャンプ場

《剣沢キャンプ場→源次郎尾根取付点》
別山尾根との分岐点で別山パーティーとエールを交わし互いの登頂、無事下山を誓い剣沢雪渓に向かう。
雪渓は軽アイゼン使用。
剣沢雪渓では、これから登る源次郎尾根が大迫力で迫り気が引き締まる。

源次郎尾根の取付きは大きな岩が目印にあり、踏み跡がしっかりと目立ちわかりやすい。目の前に5人パーテイー。途中引き返してきた登山者によるとその前にも5人位のパーテイーがいるとの情報。

《取付点→1峰》
登りだしてすぐに5m弱の垂直の岩。
トップにお助けロープをもらい難なくクリア。

張り出した木の根を潜り抜けるルートは、ジャングルの探検隊気分。
しっかりと根付いた木の根は安心して掴む事が出来て登り易い。
途中岩場が2ヶ所現れる。

3つ目の岩はホールドが少なく岩の下は切れ落ちた崖。

万一を考え、ロープを張りエイトノットで引き上げた。

トップのMOとMAがクライミングシューズを使用する。
1峰からは八峰や熊の岩、長次郎谷が見渡せ、2峰がすぐ近くに聳える。
天気が良すぎて喉がカラカラ。

山頂にいる別山尾根隊と交信が取れ、現在2峰の懸垂下降に10人位待機中との事。
こちらが見えるか?と手を振るが、見える訳ないと冷たい返信。

《1峰→2峰》
登り返しになり折角登ったのにと残念な気分。
途中足場の狭い岩場を横ばいする箇所があり、ほんの2~3mだが、今回1番緊張した箇所。別山尾根下りのカニの横ばいよりステップが狭く、チェーンが無しというところ。
それ以外は岩場もホールドがしっかりしていて安心。

《2峰懸垂下降》
到着時、前のパーテイーが残り2名の状態。
一息入れ、準備するのに丁度良いタイミング。後続もいなく、焦らずに準備出来た。
50m×2本をダブルフィッシャーマンで連結、さらにオーバーノットで安全を確保する。
此れ程長い下降はN以外は初めてになるが、程よい緊張の中基本に忠実に全員が楽しく下降出来た。

《2峰→山頂》
ガレた岩場。崩れやすく落石注意。

懸垂終了で緊張が切れたのかTの足が重く進まなくなる。
平蔵谷の見晴らしが最高!

途中、真夏の日差しを浴びる暑さにもかかわらず、2羽の雷鳥に遭遇。

《山頂》
快晴で針の木、鹿島槍、唐松、白馬 他、北アルプスの稜線がバッチリ!
約30分間ほど登頂の喜びを満喫。

《山頂→剣沢キャンプ場》
別山尾根ルートで下山。

一般ルートではあるが、気の緩みが無いように慎重に下山を開始する。
カニの横ばいは、赤ペンキで足の置き場がマークされており降りやすくなっていた。
平蔵の頭付近から振り向くと、荒々しい剣の岩肌が大迫力で迫り改めてすごいところに

登ったな~!と感動。
前剣、一服剣へは登り返しがあり、最後の登りと気合を入れる。

疲れが見えるTを2番目に、ラストを元気なNに変更しパーティーの距離が離れない様に全体のバランスを保つ。

剣山荘からは雪渓をトラバースして剣沢小屋経由でテン場に到着。

◇8/5(日)晴れ

剣沢キャンプ場4:22→7:51室堂8:20→立山駐車場9:30→温泉経由立山インター11:40→武蔵浦和18:45
《剣沢キャンプ場→室堂》
一昨日来た道を戻る。

途中今回2回目の雷鳥との出会いがあった。
程よい疲労感が充実した山行の証し。
のんびりと4時間弱をかけて室堂に到着する。

◇総括

3年前に会で長次郎から剣に登ったではなく、登らせてもらった。

何もわからずただ先輩たちについて行き、感動しきりだったことがつい最近のように思い出される。

今回は5人パーティーをリードする形での山行となる。

事前からネットなどで自分なりに下調べをし、期待と不安の中、準備怠りなく臨んだ。

源次郎は初めてだが、トップを行ってくれたMOの存在がとても力強く感じられた。

今回の源次郎登頂はメンバーそれぞれにとって、今後の自信につながる経験となるであろう。

各人の技術の向上も感じられたが、それぞれが他に頼ることなく、それでいてパーティーの一体感を得られた事が、一番の成長と感じられる山行となった。

KT記



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