阿弥陀岳北稜 第2回女子実践アルパイン登攀研修

平成30年10月11日(木)

参加者5名

10/10 新宿22時--道の駅小淵沢1時仮眠▲

10/11 道の駅▲AM3時50分--車移動美濃戸バス停駐車場AM4時30分—行者小屋AM7時30分—-阿弥陀岳第2岩峰取付AM10時20分—-阿弥陀岳山頂AM11時30分—-御小屋尾根経由—美濃戸バス停PM2時45分—鹿の湯経由—新宿PM6時30分

記録

女子に対するアルパイン登攀研修の2回目を平日の木曜日に行う。寒冷前線の通過が午後に諏訪地方を通過する予報で、夕方から雨が降る覚悟でどのように実施するか準備段階で思慮する。

低気圧は日本海から北上するので午前中は降らないと予想し、昼までに山頂へ抜ける計画をたてる。前回の女子研修の時に赤岳山荘前までの駐車場への悪路で車の底を摺り傷めた過去があるため、今回は美濃戸バス停前に停めた。

この方式なら、山頂から御小屋尾根から直接下山できるメリットもあった。アプローチに1時間多く掛かるのでその分夜明け前ヘッドランプで歩く必要がある。

10/10(水)曇り

新宿22時スタートし、いつもの道の駅小淵沢でAM3時45分まで仮眠する

10/11(木)曇り

道の駅をAM 4時前にスタート20分で美濃戸バス停駐車場迄移動。

AM4時30分にライトを点灯し歩き出す。バス停から林道は川の橋の工事の為通行止めになっており、赤岳小屋の駐車場には車で行け無いと判りホットする。

真っ暗な林道を45分で薄明るくなる頃、赤岳小屋に到着。南沢経由で2時間で行者小屋にAM7時30分に到着する。高曇りで横岳・赤岳・阿弥陀の山々が良く見える。諏訪の方角は青空も広がっており、午前中は雨に降られずに攀ると確信する。

取付きまで1時間30分。前回はガスが濃くて中岳のコル近くまで行き過ぎたが今回は北稜の取付きまでのアプローチが良く見えるので、最短距離のアプローチで第一岩峰の急斜面の泥壁に取付く。冬には新人いるとロープを張る場所であるが熊笹と石楠花の木の枝を掴みながら5人とも順調に抜ける。第2岩峰の基部に着き、登攀の準備に入る。

Kyは慣れたので、黙っていてもロープを出し、リードの準備に入る。他の女子メンバーは日和田等での講習は受けていても、実際のアルパインクライミングでの高度感のある場所。

足場の悪い場所での待機の仕方など、自分の命を守る為の術を学ぶ。攀る(登るは一般ルートの言葉)のは次の段階。リードKyそしてビレーヤーFで中間(ミッテルはSa・Dy・Sa)の順番で始まる。1ピッチ目は前回より少し右に回りこんでフェースを攀らせる。

慣れたので安心して1発目ランニングビレーを取るのも自分で判断してできるようになった。10m伸びたところで、ボルトのピンがあるとの事で切り、固定ロープの準備に入る。

クライミング言葉が通じるようになった。フィックスが張られ、中間者の攀る準備になる。プルージツク結びの基本・途中のランニングビレーの通過方法・2ピッチ目のビナ通しの方法を3人に講習。

絶対に行っては駄目な事は、メインロープから身体に付けているハーネスからプルージツクを離さない事を徹底的に教え込む。Kyの所に着いたら直ぐにセルフビレーを取り、その後に、プルージツクからメインロープを外す等、狭い足場の悪い所でゲ レンデでは出来ない事を臨場感の中で自分の命を守る術を学ぶ。手を抜かなければ安全なのと、自分の力での得た達成感を感じられることを説明する。

2ピッチ目は岩稜を枝や岩を掴みながらロープをKyが伸ばし、7mの階段状の壁を攀り、10mのナイフリッジの途中のボルトで切る。此処はビナ通し通過。講義の通り実践してくれるので中間者は遅れることなく通過。Fが最後に攀るとリードのKyはATCを使いこなしており安心。此処で登攀終了。

ロープを回収し10分で山頂に着く。生憎、風が強いガスの中、行動食を摂り、記念写真を撮り、御小屋尾根を下山する。雲の流れの下に入ると景色が広がり、紅葉の山並みが綺麗に見え登攀の達成に充実感を感じる。雨に降られずに降りられることを喜ぶ。御小屋山で分岐があり舟山十字路方面と美濃戸方面になる。何十年と阿弥陀は通っているが御小屋山から美濃戸方面は初めて。

ルートは良く整備されており、3時間弱で山頂から別荘エリアを抜け、美濃戸バス停にダイレクトに午後2時45分に到着する。鹿の湯経由で空いている高速で夕方6時30分に新宿に到着し、第2回目女子アルパイン登攀研修を終える。

記録Y・F



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