雪洞訓練(谷川岳)西黒尾根~天神尾根

平成31年3月23日(土)~24日(日)

参加者25名(男性:8名、女性:17名)

谷川岳での雪洞訓練は2015年(2/28.3/1)以来の4年ぶりの実施であった。

前回は参加者11名で天神尾根に1つの雪洞を掘ったが今回は参加者25名で西黒尾根の鉄塔付近に4つの雪洞を堀り翌日は西黒尾根アタック隊と一度下山しロープウエイを使用し天神尾根からアプローチする隊に分けて谷川岳ピークを目指す計画であった。

結果としては雪洞訓練は無事コンプリートし会員の雪洞経験を積むことが出来き目的を達成した。翌日のピークアタックは吹雪く気象状況から登頂は危険との判断から両隊ともに下山することとした。

※同日に武尊山や北アルプス(唐松・涸沢)にて滑落や遭難が多発し死亡者が出てしまったことから気象状況による撤退判断の重要性も会員には理解できた収穫が大きな訓練であった。

記録

3/23(土)7:30 武蔵浦和駅に集合・出発(車4台に分乗)所沢インター ⇒ 水上インター

※6:50に発生した14台の玉突き事故のため月夜野インター~湯沢インター間が通行止めとなり渋滞が発生していたが大きな遅れなく水上インターを下りることが出来た。

11:00 谷川ロープウエイ駐車場に到着

12:00 登山指導センターに計画書を提出し西黒尾根に向かう

13:00 鉄塔を過ぎた1,100m地点でブローブを使い積雪量が2mあることを確認し雪洞工作地と決定する。4班に分けたメンバーで各リーダーの指示のもと雪洞作りを開始する。

17:00 出入り口をツエルトで塞ぎ風よけをし各班の雪洞が完成する。

18:00 D班の雪洞に代表・リーダーが集合し翌日の行動計画を相談し3時起床、西黒尾根隊が5時出発、天神尾根隊が6時出発、西黒尾根隊の雪 洞装備は天神尾根隊が手分けをして駐車場まで下す計画とした。

19:00 雪洞内で各班ごとに女性会員が中心となり夕食を準備し仏壇ローソクとヘッデンの明かりでビールとソフトドリンクで乾杯した。雪洞堀りの重労働による疲れと狭い雪洞内であるため会話はいつもより少なめであった気がする。

20:30 他の班の状況は判らなかったがB班は翌日のアタックに備え早々に寝支度に入る。

3/24(日)3:00 一斉に起床し朝食準備のためにお湯沸しを開始する。※普段の生活スタイルは不明だが目覚めてからの行動に遅れをとる会員はいないのが素晴らしい。皆がテキパキとパッキングをし早々に朝のお茶タイムで体を温め朝食を頂く。

※起床した時点では天候はおだやかで風もなく登頂は問題ないのでは思うほどであり西黒尾根メンバーはハーネスとギアの準備に取り掛かっていたが4時ごろより本格的な降雪が始まり徐々に風も吹き始める。

4:30 代表がいるA班の雪洞にリーダーが集まり気象情報を確認し登頂を断念し全員で下山する判断となる。

5:45 全員がアイゼンを付け班単位で下山を開始する。風雪は更に強くなってきたため班のメンバーが離れないようにリーダーが注意しながらの下山する。

6:25 谷川岳ベースプラザに全員が下山完了する。ロープウエイは通常運行するとのことで始発が7時であり山頂駅付近で滑落訓練やロープ講習をする案も検討したが午前中に天候回復が見込めないことから完全に装備を解き温泉経由にて帰京することを決定。

8:30 4台中スタッドレスでない2台にチェーンを装着し温泉に向かうが営業が10時からだったため温泉には入らず帰ることにした。

11:45 武蔵浦和駅に到着し解散となる。

後記

今回の参加人数は会の山行として最大人数に近い25名でありA~Dの4班に分け6人~7人での雪洞作りとなった。

各班の構成は男性2名、女性4名であり女性の協力が雪洞堀りのポイントとなったが想定以上に女性会員が活躍していた。スコップは1班に1~2つの割り当てであり不足分はコッフェルやプラスチックまな板まで使い工夫して雪洞堀りを積極的に行っていたのが印象的であった。

各班ごとに施工方法は異なりA班とD班は大きな穴を1つで堀り、B班とC班は小さ目の穴を2つで掘り進め中で貫通する方式を採用していた。A班は途中で木の枝が出てしまいノコギリで切りながらの作業で苦労していた。B班は斜面に掘ったために平らに出来ずに寝るのに苦労していた。

C班は縦に掘り進めたために雪の排出が重労働になっていた。D班は最もチームワーク良く掘るメンバーとレジャーシートで雪を排出するメンバーの連携が出来ていて最も快適な空間が出来ていたと思う。

しかし各班ともにザックを入れると手狭になり改善の余地が多々あったと感じていたと思う。

今回は4班に分けることで通常の山行と違い会員それぞれが役割分担をし積極的に行動できたことが大きな収穫であったように思える。

雪洞堀りに夢中になり気が付かなかった筋肉痛を月曜日あたりに感じている会員が多いのではと思い翌日の谷川岳登頂が無くなったことが良かったと思う会員も多いのではないだろうか。・・・・・・少なくとも私はそう感じている。

記録:M・S



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