ロープワーク・岩トレ講習会(つづら岩ゲレンデ)

2019年4月20日

参加者:30名

ここ数年の岩トレは日和田利用であったが、最近つづら岩を通る機会がありビレーポイントが整備されていることを再認識して、比較的空いているつづら岩での講習会実施とした。

空いている理由としてはアプローチの不便さが挙げられるが、今回30名での過去最大参加者となり交通手段・ゲレンデでのグループ分散等が必要となり下見含めての準備を行った。

交通手段としては駅から登山口まではマイクロバスがチャーターできてスムーズな移動ができ、下見により、ゲレンデを3か所へ分散し班編成を行い、他クライマーの方への影響も配慮した。

班毎の講習内容

A班(実践・懸垂下降の経験者):M.K.講師

1.ロープワーク(結束を含む)の意味について話す。

岩稜の通過を含むクライミングの現場では、相手が見えないことが多い。

どんな結び方をしているのか、どんなビレーをしているのかはお互いに見えない。

トップで登ったものはセカンドがどのような状況なのか見えないし、セカンドもトップがどんな支点を作っているのかも見えない。つまり、見えない同士が命を預けあっているのだから、共通認識としての技術は共有し、実践できなければならない。

だから、現場ではリーダーに言われなくても必要な行動がとれるようにしてほしい。

2.ハーネスにメインロープをつける

確実に覚えてない者がいるので、改めてコツを教えて実践させた。

ハーネス側のループは小さく、末端処理は必ずすること。

3.フリクションノット(ブリッジプルージック)の説明と実践他にもいろいろあるが、会の標準として覚えること。

4.トップロープでの登攀、クライミングダウン(ロワーダウン)とビレー制動器(エイト環とATC)の原理と使い方の実践。

登る/降りるスピードに合わせてロープを出すことと、手の基本ポジション。

5.支点構築について(作った支点の説明)立木を利用したもの。

6.トップによるセカンド(フォロワー)の確保の実際講師がエイト環でビレーする様子を見てもらう。

いままで、ちゃんと見たことがなかった者が多かった。

セルフビレーの他に、メインロープをインクノットで支点に留める。

7.懸垂下降の支点の説明

今回は立木に回してある古いロープの信頼性がないので、太い木に直接ロープを回した。

8.懸垂下降用のロープの投げ方

ロープダウンのコールと二束に振り分けて、支点に近いロープを先に投げる。

末端を結んで置くことなど、会歴の長い2名に実践させる。

9.懸垂下降の注意点を確認して、全員の終了点から懸垂下降で降りて終了

B班(ゲレンデ講習・懸垂下降の経験者):K.I.講師

1.トップロープによる足慣らし登攀(ビレーはリーダー)

登攀者のエイトノットによるハーネスへの結びを他者が確認するロワーダウン

2.上記ルートを各人が交代でビレーをして登攀ビレー者は必ず自己ビレーをとり、確実にビレーすることを実感するロワーダウン

3.上記ルートを懸垂下降

懸垂ロープを下から引く事によって、手を放しても止まる事を確認。

4.支点構築のデモ

確かなアンカーボルトが有る場合

女性は非力なので、ATCガイドによるオートロックビレー

樹木を利用してアンカーを作る場合

比較的傾斜の緩い場合はガルーダーヒッチでビレー

C班(未経験者):E.N.講師

1.ギヤ類の特徴・注意点の説明

2.基本のエイットノット結び説明

3.ブリッジプルージックの説明(会の標準フリクション・ノット)

長所・短所及び結び目を握ること厳禁の説明

片手でも巻き付ける練習

4.フィックスロープでの中間支点通過方法

カラビナ通しでの支点通過・・・スリング側カラビナ2個の掛替

プルージックでの支点通過・・・支点側カラビナ2個の掛替

5.懸垂下降のセット手順

重大事故に結びつく技術であり、安全・確実に行う注意。

正しいセット方法と誤りやすいセット事例説明。

平坦部にてセット手順の反復練習。

6.緩斜面での体験

プルージックで確保しながらの登攀と懸垂下降

参加者各位へ

今回の講習内容を再度確認して、手順のイメージやロープの結び方を日頃より反復練習して、

実践時にもたつくことなき様にトレーニングをしてほしい。

最後にゲレンデ使用に当たり、地元及び整備して頂いた方に感謝いたします。

記 E.N



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