五月合宿 奥穂高岳・涸沢岳

平成31年5月3日(祝)~5日(日)

参加者22名(男性:7名、女性:15名)

記録

5/2(木)22;00  新宿西口スバルビル前、22時出発(車4台に分乗)新宿インター ⇒ 松本インター経由で沢渡まで走り深夜2:30に到着。車の中で仮眠。

5/3(金)晴れ

4:00  起床し出発準備をする。共同装備が多くあるので1時間のたつのが早い

5:20  バスに乗り上高地まで30

6:30    朝食を摂り一路、横尾を目指す。身体が重荷に馴染めないのは毎度の事。それでも天気が良いので皆、談笑しながら予定より早く横尾に到着。例年より雪が多く残っている。大休止してこれから始まる涸沢までのシンドイ登りに気持ちを調整する。

10:00  涸沢目指して出発する。本谷橋まで1時間弱で到着する。昨年は沢が出て、小さな吊橋が架かっていたが、今年は沢が雪の下。

吊橋が架かっていない。アイゼンを付けて残り休憩入れて3時間。遅れることなく無言で歩く。誰でもが寝不足と急登で辛い所。兎に角、耐えるしかない。何度来ても楽な場所ではないが天気が良いことのみ救われる。 

14:00 涸沢ヒュッテの鯉のぼりが見えて上高地から7時間強で涸沢に到着する

少し休憩してテント設営場所を探す。出来るだけ水を得やすい小屋近くに場所を探すが既に先客がいるため。

時間が早く到着したので、斜面を削って4張を1列に張る方法を取る。1時間掛けて雪を削り風除け含め4張が綺麗に一列に張れる場所が出来る。中々の出来栄え。

16時には各々グループごとに別れ、計画通りグループ行動の判断で活動開始する。ビール・アルコール・ソフトドリンクを2日間分担ぎ上げたので各々テント楽しめる。昨年は日没前に僅かの時間陽が射したが直ぐに雪が降り出し下山まで連日雪降りが続いた。

今年は山の女神が微笑んでくれ、入山日から天気に恵まれた。初めて雪の涸沢に入った会歴の浅い参加者は感激に溢れていた。穂高の山々がアーベントロートに燃える。景色に言葉を要らない。

この時、岳人の魂は静かにささやいている。『山の友と共有できるこの場が好きなんだ。山よありがとう、そして、友よありがとう』こうして夜のとばりが落ちていく。

19:40 夕食後は明日のアタックに備え、満天の星空の明かりに見守られ、深い眠りに入る。 

5/4(土)2:30  起床し出発準備をする。計画通り3班に別れ、グループ毎、準備出来次第出発する指示出す。

4;40 C班8人M隊出発する 10分後A班6人F隊出発、5分後B班8人T隊がウェーブスタートでベースキャンプを後にする。快晴無風。早朝のクラストした雪にアイゼンの爪が食い込む。

誰もが望んでいた最高のコンディション。昨年、吹雪で寒い思いをした中堅。そして雪山経験の浅い会員には、脳裏に残る会の思い出としての1ページの1日となる。

ザイテングラードの左側、小豆沢は表層雪崩の跡が絶えないので登らない、常にザイテンの右側の沢を詰めていく。

兎に角、勾配がきつい、途中、A班がC班を抜き先行する。ベースキャンプから1時間50分で穂高山荘に到着。笠ケ岳から西鎌尾根の稜線が今までの疲れを癒してくれる。直ぐに奥穂高へのアタックの準備に入る。

まだ登山者は少ないのでトレースが荒れていない。梯子・鎖場と通過し雪壁の場所に到着。ロープを張るほど雪が緩んでいない。バケツのステップになっている為、ダガーポジションで行く事を指示。

ピツケルの持ち方が違う事によって滑落の原因になる為、ヘッドを持ちピックをしっかり差し込むよう指導し、アイゼンの前歯をトーキックして垂直荷重を掛ける事が安定したダガーポジションになる事を指導する。

6人安定した歩行で奥穂高の雪壁を抜け、穂高山頂に8時に到着。

剣・立山・木曽駒・御嶽と360度の景色を堪能し、初めて雪の奥穂高を安心して登った女性陣には薄っすら光るものが見える。

その感激を与えてくれた岳友に同行し共有できた事を喜ぶ。集合写真を撮り、無線でB・C班の位置を確認し、涸沢岳に到着した事を確認し、下山を開始する。

途中雪壁のところの様子を確認すると、まだ下山者が少ないのでトレースが崩されていない。雪が緩んでいないのでロープを張らずにダガーポジションでのクライムダウンを指示。無線で既にB・C班は計画通り班の組み直しをして、雪山経験の浅い会員は穂高山荘で待機。D班中堅7名を組みなおし、奥穂高へアタック開始する。

A班が雪壁に入ると、登山者が増え始め、順番待ちが多くなる。

雪壁はすれ違いでの接触事故による転落が多いので、注意を促す。

途中、梯子の場所でD班とすれ違いエールを交換。山頂から30分で穂高山荘に戻り待機組みと合流。A班は引き続き涸沢岳に向かう為、待機組は休憩後ベースキャンプに下山するよう指示し別れる。

A班は30分で山頂に到着する。北穂高から槍へのキレツトの眺望を楽しみながら、20分大休止。無線でD班が奥穂高山頂に到着したとの連絡を受け、22名全員計画通り奥穂高岳・涸沢岳の3000mの山頂を踏み目的を達成。後は全員ベースキャンプまで帰幕するのがミッションと成る。

天候が良いので雪が腐ると足場悪くなりアイゼンが効かなくなる原因での滑落がこの時間帯は多い。無線で雪壁はロープを張ることも視野に入れるように指示。A班は下山開始。

穂高山荘までは直ぐに到着し、休憩無しで、涸沢を目指す。雪は腐り歩きづらいが下りは1時間の勢いで進み、午前11時前にでベースキャンプに到着する。

昼前に帰幕したので朝予定した通り、横尾までテントを下げる事にした。12時30分にD班も無事帰幕したので午後2時に下山を指示。予めテントは3張撤収したので遅く着いたD班も少しのんびりした後、2時に涸沢をあとにする。全員に満足感に溢れ、夕方4時横尾に到着。

各々テントを張り、グループ毎に宴に入る。朝が早いので夜8時過ぎには自然に眠りに入る。 

5/5(日)2:30  起床し朝食を摂りテント撤収し5時前に一路上高地に向う。

上高地に7時30分過ぎに到着。先行した女性2名がジャンボタクシー2台を確保してくれたので待ち時間無しで沢渡に到着。

朝早いため、沢渡の入り口の温泉に入れず、諏訪湖SAにある温泉で着替え、余り渋滞無しで、新宿に午後2時過ぎに到着し解散する。 

                          記録Y・F



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