奥穂高~ジャンダルム~西穂高縦走(個人山行)

2019年9月25日(水)~26(木)

参加者:6名(男性2名・女性4名)

<行動記録>

9/24(火)新宿22:00→松本インター→沢渡(仮眠)2時

9/25(水)沢渡4:30→新穂高温泉5:30→重太郎橋7:00→白出出合9:00→穂高山荘13:00▲

9/26(木)▲4:40→5:30奥穂高岳6:00→ジャンダルム7:30→西穂高岳12:30→西穂山荘14:40→ロープウェー駅15:40→駐車場16:45→温泉経由→新宿22:05

総括

今年の冬から奥穂高からジャンダルム経由で西穂高まで縦走したいという女子会からの希望があり5月頃から計画を温めていた。

希望者が全員いけるようなルートでは無い。毎年転落事故が有り、数年前にはガイドが転落死亡するなど、簡単なルートでは無いことは参加者にも知識として刷りこませておいた。

天気が良くて、飛騨からの風が弱く、高度感による恐怖に折れない精神力と岩登りの3点支持が6時間持続でき、行動時間に遅れない速さが求められる。特に秋は夜明けの6時前後にスタートし最終ロープウェーの4時30分に山頂駅に着くことが大原則に求められる。

夏の夜明けの早い季節に、少人数の足の揃っているメンバーでもロープウェー駅に着くのは3時前後である。遅れる場合は西穂山荘に泊まることになる。これらの事を考慮してリーダーは日程・天候・人選を考えた。リーダーが統率指示できるのは5名。

当方は今回で4回目の縦走になるが2名・3名・4名の段階で縦走を踏破している。毎回メンバーが違うので統率に神経を使う。

前回は3年前のシルバーウィークの5連休に馬の背で2時間順番待ちで身体が凍えてしまった。9月末の夜明け前は風が無くても3度前後であり風があると氷点下の体感温度に成る。

衣類調節を間違えると馬の背やジャンダルムへの岩場で指や身体が動かなくなり転落の原因にもなる。3000mの稜線は舐めた岳人を容赦無く叩き落とす環境を強いる。

記録的には新穂高温泉から白出沢経由で奥穂高山荘に突き上げるルート。辛いが涸沢経由より1時間以上早く到着するから利用価値は有る。

奥穂高には夜明け前に到着し、御来光を拝んでから、ジャンダルムルートの判る6時過ぎに山頂を出発する。20分ぐらいで馬の背に到着。岳沢側の小さなスタンスに勇気を持ってスタンンスを取れば安定している。怖がって馬乗りになると不安定になりバランスを取り難い。

20mの急下降は 後ろ向きにスタンス・ホールとを確認しながら降りれば安定している。事故の多い場所である。特に下降に使うとグレードが上がる。馬の背を通過するとジャンダルムの岩に向う。途中岩場のトラバースは 3点支持を守りながら裏側にトラバースする。そしてジャンダルムの山頂に15分程度で登れる。

ジャンダルムから3時掛けて天狗の頭までガレ場・ザレ場・浮石と岩の急登と下降の繰り返し、鎖の付いている所もあれば付いていない所も有る。雨など降ったら地獄場所。逃げる場所が無いから天候判断は奥穂高山頂が最終場所。神経が磨り減り心が折れる箇所。

天狗の頭を越えると間の岳への岩場の登り下り。山頂に着くと其処から直ぐにスラブ岩の50メートルの逆層鎖場。濡れていなければフリクションが効くので鎖を両手で握りダイナミックに降りる。鎖が切れたら諦める。そんな場所。スラブを越えると西穂高の手前P1に向う。更に岩場の登りが続く、浮石が特に多いこのルートは神経の休める場所は少ない。

落石はいつでも発生する。今回も頭の大きさの落石を後の単独の青年が落としFの顔の前を通過し命拾い。落とした当事者は後から来た女性から責任感で足が震えていて暫く動けなかった旨を聞かされる。途中追いついて着て当方に謝罪して落着。そんな場所ばかりである。

鎖場や三点支持を使いながらP1に到着した。目の前は西穂高山頂。ハイ松帯を15分登れば西穂高山頂になる。

一般ルートとしては難ルートになる穂高縦走である。西穂高山頂では一般登山者で賑わい皆で完踏破の握手をする。此処からは西穂山荘まで2時間で歩き、小屋で小休止、ロープウェー駅まで1時間で到着。

16時15分の便まで30分待ち。安堵した時間になる。駐車場に到着後直ぐに新穂高温泉に車を廻し温泉に入り着替え18時過ぎに新宿に向う。4時間で岐阜新穂高温泉より帰京する。

 次回このコースを歩く会員のための参考になるように。 

                                         記録 Y・F

               



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