冬山合宿 赤岳・阿弥陀岳北稜

2020年1月4日(土)~5日(日)

参加者:16名(赤岳14名 阿弥陀岳北稜4名)

<行動記録>

1/4(土) 新宿集合7:00→9:30美濃戸口駐車場10:20—15:20行者小屋▲

1/5(日)赤岳隊▲6:05→文三郎尾根経由→8:30赤岳8:00→地蔵尾根経由→10:00行者小屋
→テント撤収12:00→美濃戸口15:00→温泉経由→20:00新宿解散

阿弥陀岳北稜

6:05→ジャンクションピーク経由→8:30阿弥陀北稜→阿弥陀北稜由→10:50阿弥陀岳→中岳沢経由→12:30行者小屋

記録

1/4 晴れ夕方曇り夜雪

新宿朝7時に集合し車3台で渋滞の無い中央高速を走る 諏訪南インターを抜け美濃戸口までチェーン無しで行く。美濃戸口駐車場で16人分の共同装備と食材を分ける。10時20分に駐車場をスタートする。

美濃戸までの林道は凍っていたり積雪があったりしたがアイゼン無しでどうにか1時間かけて美濃戸山荘に到着。アイゼンを着けて南沢に入る。久しぶりのテント泊の重荷に息が上がる。冬山のテント泊は装備が多い。

山岳会では登竜門。シーズン幕開けなので、気持ちではシンドイ事が理解していても身体がついて来ない。30分で小休止を繰り返しながら、モクモクと歩く。遅れる参加者は無い、午後3時過ぎにベースキャンプの行者小屋に到着。スタートした時には晴れていた天気が行者小屋では曇り空に変わっていた。

前線の通過を表している。直ぐにテント3張を張る準備。正月3ヶ日は混んでいたテント場は4張と空いていた。水も出てトイレも使えた。直ぐに整地して、初めて雪のテント生活参加者にテントの設営方式を先輩達が指導する。

夕方になり気温が下がり体感的には氷点下5度前後。スコップを持って動いている方が寒くない。30分掛けて午後4時過ぎには全員テントの中に入る。荷物を整理しコンロに火が点くと暖かい。お湯を沸かし飲物で暖をとると落ち着き、女子会中心に宴の準備に入る。雪を溶かして水を作る要領を指導受けながら学んでいく。

軽く乾杯し、だんらんに入る。日没前に大同心が夕焼けで赤く染まる。初めて見る真冬の横岳大同心に感嘆の声。気温はミルミル下がる。寒いと思っていた初めて参加者の冬のテント生活はコンロだけの暖かさに納得する。夕食前の間食の時に明日の赤岳・阿弥陀岳の行動を説明し夕食に入り、話が進む。

夕食後も明日の天気を気にしながら午後9時前に就寝。夜中にテントを叩く霰の音で目を覚ます。その後は雪と変わり、時折フライからすべり落ちる雪の音でウトウトする。

1/5 晴れ

4時起床しテントの外を見ると夜中に10cmほど新雪が積もった。時折、星がチラチラ見えるので前線が通過し、冬型になり、天気が回復してくると判断。冬型になると八ヶ岳は風が猛烈になり、雪雲が湧いてくる。

八ヶ岳の東側は晴れても、西側は天候が悪いのが常識。今回はそれほど強い寒気ではないので風は猛烈で有るが雪雲を湧かすほどの勢力は無いようだ。青空が急速に広がり、真っ白な阿弥陀岳が青空に映える。トレースは全く無い。

積雪量として雪崩れる程ではないので、予定通り、赤岳隊は文三郎経由で地蔵尾根に。阿弥陀岳北稜隊は予定通りの行動。朝食を摂り午前6時10分に両パーテイはヘッドランプを点けて分岐まで同一スタート。軽くラッセルしながら。分岐で分かれる。赤岳隊12人は急速に晴れ上がって気分は上がる。しかし雲の流れは速い。

森林限界を越すと風が強いだろうと予測する。真冬の八ヶ岳では普通。文三郎尾根を快調に進む。途中、阿弥陀北稜パーテイがラッセルしている姿を傍観する。赤岳隊は中岳の分岐に到着すると、猛烈な風の通り道に入る。瞬間的には15mを越える。立っていられないので前傾姿勢でジワリジワリと進む。

体感的にマイナス20度以上が続く。50m進むと岩陰に入り、風の通り道を抜ける。鎖場が出て使える。ロープを張る必要は無かったので時間が有効になる。雪は有るので、雪と岩のミックスで中途半端。新人の参加者が一番神経を使う。鎖が使えるのでアイゼンさえ引っ掛けなければ心配は無い。

赤岳に2時間20分で遅れることなく午前8時30分に全員登頂。猛烈な風なので集合写真を撮らずに展望荘まで一気に下るよう指示。此処も鎖が使えたのでアイゼンとピッケルを屈指して急勾配を慎重に下る。展望荘に到着し記念の集合写真を撮り休憩。地蔵尾根分岐に向かう。分岐までは風も弱く、順調に進む。直ぐに分岐の地蔵様が現れ、下降のナイフリッジを見ると鎖が使えるほどの積雪でロープ出さないで進める。直ぐに森林帯の安全帯に入り、危険地帯を終えホッとする。

1時間ほどで午前10時にベースキャンプに到着した。阿弥陀パーテイは遅くなるので美濃戸口で合流予定と打ち合わせではしていたが、赤岳隊が1時間早く到着したのでベースキャンプで1時間半程時間調整して、暖を取る事にした。テント撤収を午前11時50分過ぎにする。無事12人登頂した事に話題が広がりながら暖を取る。

テントを撤収終えた頃阿弥陀北稜パーテイが無事登頂し、ベースに到着し握手で迎える。全員が目的達成で大成功。個々には反省点があるが厳しい山ほど課題は有るもので、怪我も無く、全員登頂したことを喜ばなければならない。

それが次のステップアップの礎になる。阿弥陀隊は少し休憩してもらい、赤岳隊は美濃戸口に先行して下山開始をする。午後3時に駐車場到着。荷物を整理して後発隊の到着を待つ。30分遅れで到着し温泉経由で夜8時に新宿に到着し解散する。

記録 Y・F

 



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